【ブルーロック】鮫喰らう。【男主】

第9話　ハードモード ページ12

凪side



「おかあさーん、ただいま〜。」



やっと、このときが来た。

家に来るのは初めてじゃないけど、お泊まりをするのは初めてだ。


先に入り、中に居るであろうお母さんに声をかける姿さえ、いとおしく感じる。



「おじゃましまーす。」

「あ、凪くんいらっしゃい！！」


ひょっこりとリビングから顔を出すAのお母さん、見知った顔。

Aが女の子に生まれてたら、こんな顔つきだったのかなぁ、って毎回考える。



「ごめんねえ、まだ夕飯の準備終わってないの〜

Aちゃん、夕ご飯まですこし時間があるから、凪くんと先にお風呂済ませてらっしゃい。」



「はあーい。」

「...えっ、あ、ちょっ……」


え、まって、何でお風呂一緒に入ることになってんの？








凪誠士郎、だいぴんち。


お察しかもしれないけど、俺はAがすき。

言うまでもなく、お付き合いしたいとか、そういう方向の好き。



めんどくさくないし、俺が初めて、何かをしてあげたいとか、行動したい、って思えた人だから。





そんな、好きな人と二人きりでお風呂...とか


お泊まり初っ端からハードモードすぎる。






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海野くんは、凪くんに対して恋愛感情は持ってません。憧れとか、尊敬、凄い！かっこいい！といった気持ちから出てくるタイプの"すき"です。

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