187話 ページ38
私の話を険しい顔をしながらも
しっかり聞いてくれた隆弘
「_____だからね、さっきもあんなになっちゃって.....本当ごめんね.....？
隆弘が嫌な訳じゃないの.....」
また泣きそうになってしまった
「だから謝らなくていいって.....
しかもAが悪いわけじゃないじゃん.....
その弘樹っていう奴のせいだろ？...本当に最低な奴だな
だから泣かないで？...俺は離れないから」
そう言って抱きしめてくれた
「うん、ありがとう.....っ」
隆弘の優しさに堪えてた涙が出てしまった
「もー、また泣いてる、、笑
元々目腫れてるのにそんな泣かないの！
...早く冷やしなよ？」
「分かってる...笑」
「でも話してくれて良かった...Aのこともっと知りたい、って思ってたし」
「正直言ってこの話するのは躊躇ってた.....
でも隆弘なら受け止めてくれるって思って...話した」
「そうだったんだ.....
勇気出して話してくれたんだね.....ありがとう」
そうしてまたぎゅっと抱きしめられた
「うん...聞いてくれてありがとう
.....あのね、私ね、隆弘とならキス以上のことしてもいいって思ってるの...だから.....」
「いいよ、無理しないで
急がなくていいよ…Aが大丈夫になるまで
ずっと待ってるから
...別にそういうことする為だけに付き合ってるわけじゃないし.....Aが側に居てくれるだけでいいの」
「ありがとう.....私もずっと側にいたい」
「うん、それでいいの」
ちゅっ
触れるだけのキスをしてくれた
ちょっと触れただけなのに心が暖かくなる
幸せだな...って思う
隆弘もそう思ってくれてるのかな？
そう思って目を見る
目が合うと微笑んでくれた
まるで「俺もだよ」って言ってくれてるみたいだった
「今、Aなんて思ってた？」
「へ、なんか幸せだな〜って...隆弘もそう思ってるかな〜って思ってた」
「ふふっ、俺もそう思ってた、幸せだな〜って
.....Aの目線から同じ気持ちなのかなって思った(笑)」
「え、うそ...笑」
「Aの目って凄い分かりやすい(笑)
思ってることすぐ分かる」
「そんなこと無いって...笑 隆弘が鋭いだけだよ」
「そうなのかもね、Aだから分かるのかも(笑)」
「そうだったら嬉しいかも(笑)」
2人で並んで座りながらそんな会話をした
隣にいる隆弘の温もりが心地良かった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 206人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きゃろっとさん(プロフ) - ゆなさん» コメントありがとうございます！続きを楽しみに待ってくださってる方がいて嬉しい限りです...泣これから何か起こります。笑でも2人の将来を楽しみにしていて下さい！更新頑張ります！ (2017年10月22日 23時) (
レス) id: 0140d68177 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - こんにちわ。一気に読ませて頂きました。続きが気になって仕方がありません。何か起こるみたいですが、早く解決することを願います。早く結婚して子供ができたらいいです。楽しみに待ってます。 (2017年10月21日 9時) (レス) id: b00ced6101 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きゃろっとさん | 作成日時：2017年10月14日 19時
