183話 ページ34
その瞬間私の身体は震え始めた
「...っ」
涙目で隆弘を見つめる
「...！...ごめん.....俺余裕なかった」
違うの、そう言いたかったけど
言葉が上手く出てこない
隆弘を拒否したい訳じゃない
ただ怖くて先に進めない.....弘樹の事を思い出してしまうから
高校の頃のことがあってから
男性にキス以上の事をされるのが怖くなってしまった.....
いつか裏切られるんじゃないかって
大学に入ってから付き合った人もいたけど
こういう雰囲気になる度に身体が震えてしまった
それが原因で別れたこともあった
「.....ううっ」
私の震える身体を抱きしめてくれる隆弘
「ごめん.....昨日のこともあって余裕無かった...
無理矢理なんてしないから」
「...こんな彼女嫌だよね.....ごめん」
「何言ってんの...そんな訳ないじゃん
Aが嫌なことはしたくないよ」
「ごめんね.....でも隆弘なら大丈夫...だと思う」
「いいよ、無理しなくて.....いつまでも待つから」
そう言って私の頭を撫でた
「っ...なんでそんなに優しいの.....」
すると隆弘は微笑んで
「.....それはAだからだよ
...Aじゃなきゃこんなに優しくなれない
だからごめんじゃなくてありがとうの方が
嬉しいかな？笑」
今までそんなこと言われたこと無かった
だいたい
「俺のこと嫌いなの？」とか「愛してくれないの？」って
責められることばっかだったから
私、こんなに素敵な人に出会えたんだ
そう思うと
「ありがとう...」
と心の底から言えた
「うん、いい子 じゃあご飯食べよ？」
「分かった、支度するね」
そうして色々あったけど
晩御飯の支度に取りかかった
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きゃろっとさん(プロフ) - ゆなさん» コメントありがとうございます！続きを楽しみに待ってくださってる方がいて嬉しい限りです...泣これから何か起こります。笑でも2人の将来を楽しみにしていて下さい！更新頑張ります！ (2017年10月22日 23時) (
レス) id: 0140d68177 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - こんにちわ。一気に読ませて頂きました。続きが気になって仕方がありません。何か起こるみたいですが、早く解決することを願います。早く結婚して子供ができたらいいです。楽しみに待ってます。 (2017年10月21日 9時) (レス) id: b00ced6101 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゃろっとさん | 作成日時：2017年10月14日 19時
