兄はAAAのマネージャー。3 (ページ47)

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146話ページ47

your side

バイトを終えて外に出ると
なんとサプライズで隆弘が待っててくれていた

昨日会ったばっかりだったし
もう当分会えないのかなって思ってたから凄くびっくり

幻覚見てるのかと思いました(笑)

でも本当に隆弘だったから凄く嬉しい、、、
思わず抱きついちゃった(笑)
相変わらずいい匂いがする...って変態だな私(笑)

そうして手を繋いで家までの道を歩く

晩ご飯を作ろうかと提案すると

「え！俺Aの手料理食べたい！！
まだ食べたことなかったもん(笑)」

とても嬉しそうに反応する隆弘

しかも、
「...オムライス食べたいかも
彼女の手料理、って感じだし(笑)」

なんて可愛いことを言ってる
思わず笑ってしまった(笑)

その後スーパーで買い物をして家に帰った

拓兄ちゃんもいるので3人でオムライスを食べることに

期待はしないでと伝えておいたけど
やっぱり緊張するな、、、

いつもより気合が入っちゃう
拓兄ちゃんと自分の分を作るのとは訳が違うもん

キッチンからはリビングの様子はあんまり見えない

でもなんかさっきまで聞こえてた
隆弘たちの話し声がなんだか重そうな雰囲気になっていた

なんだろう、仕事のシビアな話なのかな？？

そんなことを思いつつオムライスを作っていると

「A～調子はどう？笑」

隆弘がやってきた

「いい感じだよ～笑後は卵が上手くいけば！！」

「本当だ！美味しそう！！！」

そう言って私の背中越しに覗き込んでくる

.....ちょっと近いんですが隆弘さん

なんか、こうしてると夫婦みたいだな
そう考えると少しニヤついちゃう(笑)

「どうしたの？そんなニヤついて？？笑

Aのことだから夫婦みたいだなとか
考えちゃってるんでしょ？」

なんで！この人エスパーですかね！？

「その感じはもしかして図星？笑
俺もそう思ってたけどね～？

A、エプロンも似合ってるよ」

と言われて顔が真っ赤になる私

「あ、ありがと.....」

気の抜けた返事しかできない(笑)

「まあまあそんな恥ずかしがらないで

.....今度は俺の家でも作ってね
そうすればもっとイチャイチャできるから」

そう言ってほっぺにキスをしてくる隆弘

なんだこの甘々な空間は、、、心臓がもたない
いつまで経っても慣れない(笑)

「じゃあオムライス楽しみにしてるね」

そう耳元で囁いて
私の頭を撫でてリビングに戻っていった

「ああかっこいい」

そう呟いて撃沈した私でした(笑)