僕の隣2 (ページ5)

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事務所のエントランスを抜けてすぐのエレベーターホール。

入るとすぐに誰か立ってて

とてつもなくオシャレな雰囲気出てるから

隼くんかなー。

なんて、ちょっぴり期待して近づいてみると

「……あ。」

「…はよ。」

「………おはようございます玲於くん」

玲「なんでそんなちょっと残念なんだよ」

「だって隼くんと同じ帽子被ってるんだもん。

隼くんかなって思うじゃん。
昨日あんなけお祈りしたんだから。」

玲「だってこれ隼から貰ったやつだし。

てか、お祈りしてんの？気持ち悪。ストーカーじゃん」

「ストーカーじゃないわ！失礼な。」

玲「やってる事ほぼ変わんねぇから。」

「あーあ。隼くんが良かったな。」

玲「ねぇ。

それさ、俺地味に傷つくんだけど」

・

・

『え。なになに笑

隼とAちゃんかと思ったら玲於じゃん笑』

玲「ねぇ。亜嵐くん聞いてくださいよ

こいつめっちゃキモいんっすよ。

隼に会えますように。とかお祈りしてるらしいっすよ」

亜「可愛いじゃん笑笑」

「…え。あ、かわいい。」

玲「なに、マジになってんだよ。バカ。

お世辞だよお世辞。社交辞令。分かった？」

「玲於くんよりバカじゃないもん

私、玲於くんより漢字書けるし」

玲「漢字書けなくても生きてけるし」

「じゃあ、今度漢字分からなくても

教えてあげないし書いてあげないからね」

玲「いいよ別に携帯あるから。」

亜「いつの間にそんな言い合いするほど

仲良くなったの二人？笑笑」

「「別に仲良くない！」」

亜「仲いいじゃん笑」