.100 ページ16
*
ヘアメイクする時間になって
いつもの癖で、
隼〜って呼びそうになった口を慌てて閉じる。
「…れ、玲於くん！」
玲「何…。」
「髪の毛セットするからそこ座って！」
玲「えー…。
真理さんにやって貰うからいい。」
「…じゃあ涼太くん！」
涼「え、俺？」
なんて言いつつも
何か察した涼太くんは素直に座ってくれた。
涼「…もうそろそろ限界？(笑)」
「………とっくの昔に限界だよ(泣)」
涼「頑張れ(笑)。
あとちょっとでいい事あるからさ」
「何そのいい事って。」
涼「あとちょっとで分かるよ」
そんな話をコソコソとしていると
後ろからツンツンってされて振り返ると、
私の大好きな人の姿。
隼「…今日は髪の毛やってくれないの？」
隼から喋りかけてくれたのが
凄く嬉しくて、
しかも可愛すぎてどうにかなっちゃいそう。
何とか助けを求めようと
鏡越しに涼太くんを見るけど
横に首を振る涼太くん。
涼太くんって鬼。
「あのね…
この後私仕事あって…
真理さんにやって貰える？」
そう言うと、
納得のいかないような顔をしつつも
そっか。
って言う隼。
隼「……じゃあ、ご飯食べに行こ？」
「……え、、、あ、、」
………涼太くんっ。
これ以上は私には無理です…。
そう願いを込めながら涼太くんを見ると
伝わったのか
涼「Aちゃん
今日、残業あるらしいよ。」
って言ってくれて
ホッとしたのも束の間。
隼「3人でご飯は食べに行くのに？」
「……え？」
隼「知ってるよ。
今日、食べに行くんでしょ？」
「……いや。あの…その…」
隼「……別に良いけど。」
そうやって言い残して楽屋から出てった隼。
「…涼太くんごめん。
後は真理さんにやってもらって。」
涼「いいよ。行ってきな？」
今回は前みたいに
冷たくされてもめげないよ。
早くこの良く分からない関係
終わらせたいもん。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 571人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レモン(プロフ) - ☆みるく☆さん» ありがとうございます(；；)とても嬉しい言葉です。これからもstoryよろしくお願いいたしますm(_ _)m (2017年10月10日 21時) (
レス) id: 8917be00a0 (このIDを非表示/違反報告)
☆みるく☆(プロフ) - 1から読んでます♪ 続きが楽しみです！！このお話大好きです！！ (2017年9月7日 23時) (レス) id: 8fda3adf96 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：レモン | 作成日時：2017年9月7日 2時
