story

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椅子の下に新聞紙を敷いて


少し伸びきった隼の髪を切る。








「もうそろそろ
隼からお金取ろうかな。」









『プリン買ったじゃん。

てか、前もケーキ買って持ってきたし。』









「服買ってよ。」









『なんか、値段上がってね？』









「普通に美容院行くより安い方でしょ。」









『まぁ、そうだけどさ。』









そう言って俯く隼。









「金髪、隼似合うね。

ほら、、できたよ」










鏡を開いて見せる。









「どお？
まだ、髪の毛乾かしてないから
あれだけど…。」









『ん。ありがと』









「ちょっと待ってね。

乾かすから。」









手にドライヤーを取って
隼の髪の毛に風を当てる。









「暑くない？」













『うん。』









テレビからの笑い声と
ドライヤーだけが部屋の中に響く。









『なんかさ…』









「んー？」









『こういうのいいよね。』

















「なに？いきなり(笑)」

















『なんか、思っただけー(笑)』









そう言った隼の背中が




寂しそうに見えたのは気のせい…？

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