中間カンパニー (ページ14)

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青sid

『プロポーズ』

その言葉を聞いた瞬間
みんなの耳がピクッと動いた

赤「まじで？！俺それやりたい！！」

桃「シゲは女心がわからんから無理や。
俺がやったる！！」

さっきまで神ちゃんの取り合いをしていた2人は
今度は仕事の取り合いを始めた

黄「今回はみんなで協力してやってもらう

まず神ちゃんに彼女さんについての情報収集をしてもらう

その情報を元に
シゲが彼女さんに近づき
どんなプロポーズがいいか探る

それを元に依頼主さんに動いてもらう」

さっきまで俺の快眠を邪魔していたくせに
今は物音１つたたない

緑「じゃあとりあえず、彼女さんについて
社長の知っていることを全て教えてください」

神ちゃんの目が仕事モードになった

黄「住所とか名前、年齢、経歴は全部資料にまとめてある

他には

年上彼女だから面倒見が良くて家事は得意

職業は看護師だけど結婚したら専業主婦になりたいらしい

こんくらいしか聞いてないわ、ごめんな」

緑「了解です。では早速情報収集に行ってきます」

机の上の資料をまとめて
さっさと出て行ってしまった

紫「…神ちゃんやば」

橙「目ギラギラしとったな」

みんな神ちゃんの勢いに若干引いている様子

まぁ俺には関係ない

下がってくる瞼に抵抗するのをやめ
また眠りにつく

遠くから聞こえる社長の声なんて
気にしない