鉄樹、花を開くⅢ【相澤消太】 (ページ38)

今日:31 hit、昨日:37 hit、合計:9,010 hit

38 ページ38

黒鉄side

ヒーロービルボードチャートJP、

上半期と下半期で１年に計2回行われるヒーローランキング。

その指標となるのは、「事件解決数」・「社会貢献度」・「国民の支持率」

上半期ではNo.1にエンデヴァーさん、次いでホークス、ジーニストさん。この上位3人のランキングはオールマイトの引退以降不動の順位であった。

リポーター「超常解放戦線との戦い以降、ビルボードチャートの発表にはトップ10のヒーローが正式に集められるようになりました。」

大きなスタジアムに新たなトップ10のヒーローを待望する人々で賑わっている。

聞き馴染みのあるヒーローから、新しく名前を聞くヒーローも居る

そして、、

リポーター「No.4！不動の3位から、まさかのワンランクダウン！！ファイバーヒーロー、ベストジーニスト！」

「相変わらず支持率はNo.1。歓声で会場が揺れてるよ、笑。本当にすごいなあの人。」

あ、そろそろ出番だ

私は眩しい光に照らされるステージに踏み出した。

リポーター「No.3！帰国後からの大躍進大活躍はまさに“怪物”！！アイアンヒーロー,アイン！！」

歓声罵声、いろいろな声があるだろうと覚悟はしていたが、、

観客「おかえりーアイン！」

観客「我らがQUEEN！！」

観客(少年)「この前は助けてくれてありがとー！」

評判を気にしすぎていたかな、笑

私は毅然とした姿勢を保ちつつも、内心すごく安心していた。

No.3のところに並んだ後。

(あぁ～、卵投げつけられなくてよかったっ)

ジーニスト「…アイン、自分のファンに失礼なことを考えてないだろうな？」

「うぇっ？！き、気の所為ではァァァ？」

ジーニスト「…堂々としてろ、No.3」

「！！はい！笑」