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黒鉄side
私達はその後詳しく今後のことを話しだした。新しい家は一軒家かマンションか、引っ越しの準備はいつ頃から始めるか。
一通りお互いの好みを出し合うことにしたのだが2人とも意外と好みがないようで
黒鉄・相澤「「職場から近いところ」」
と、しか言わなかった。お互い骨の髄まで仕事人間で少し笑ってしまう
だが私はどうしても気になることがあった。
「壊理はどうなるの、？」
相澤「…壊理ちゃんにはもうしばらく雄英に居てもらうことになる。壊理ちゃんの唯一の身内である祖父とも、まだ話がついてない」
「そうなんだ…」
さみしい思いさせないかな…
相澤「…今すごく頑張ってる。」
「え？」
相澤「お前が大阪に行って何日か経った時、壊理ちゃんが俺の部屋まで来たんだ。」
壊理[私、お姉さんと仲直りしたいの、、でも、またお姉さんにあんな顔させたくなくて、、]
相澤「今特訓してる。お前の写真を一枚貸して、毎朝起きたら」
壊理[お、おはよう、、今日は、いい天気だね！！]
相澤「毎晩寝る前に」
壊理[今日は漢字テストで満点採れたよ、おやすみ、お姉さん]
相澤「って話しかけてるそうだ」
え、なにそれかわいすぎるだろ。
ぎゅって目瞑って手もぎゅって握りながら言ってるのが想像できる。
相澤「テレビに出てるアインを見たり、過去の動画を見たり、実物じゃないアインはもう大丈夫だ。」
「壊理、、頑張ってくれてたんだ」
私が大阪で仕事してる間に、、
壊理の優しさと強さに心があたたかくなった
「私もなにかできること探そう」
相澤「そういえば、お前どうやってここまで帰ってきたんだ？終電もなかったろ？」
「あー、えとね」
明[話していたら遅くなってしまったね、泊まっていくかい？]
[いえ、始発で事務所に帰るので駅近のビジネスホテルでも探します]
明[…急ぎの用があるのか。よし、事務所まで送ろう。叔父さんパワーだ]
[？？]
「…ヘリで帰ってきました。」
相澤「ヘリ？？」
「ヘリ。」
相澤「…」
「いや、その虚無を見つめる目やめて？！なんか返事して！！」
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作者名：やゆよ | 作成日時：2024年2月4日 22時
