鉄樹、花を開くⅢ【相澤消太】 (ページ27)

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黒鉄side

休み時間を終え、私達は現場から撤退した。そこから片付けだったりお話を聞いたり聞かされたり。

今回の偽百合野さんは異能解放の信者ではなかった、ただ黒鉄明に恨みを持っていたらしい。そこで“異能解放戦線”を利用し、仲間を集めたってとこ。

すべてが終わり解散したのは夕方。

ファットガム「打ち上げやぁ！！！！」

切島「うぉぉぉ！」

ファット「環も行くやろ？」ガバッ

ファットガムは天喰くんとえーちゃんを離したくないようで、2人の首にしっかり腕を回して捕まえている。

天喰「アインがいいって言ったら」

ファットガム「じぃ～っ」

ファットの視線は気にならないけどえーちゃん達、そんな少年のような目で見ないで…

「いいよ、行っておいで」

切島「姉貴は行かないのか？？」

「うん、ちょっと用事あるんだ。それ終わったらまっすぐ事務所に帰る。」

何なら今すぐ帰りたい、頭使いすぎたもう無理、充電無いと無理ぃ

うわぁ、えーちゃんションボリさせちゃったぁ、ごめんっ

ファット「そうなんか、、しゃあないな」

「天喰くん、えーちゃん、明日と明後日の午前は休みにするから久しぶりのファットだし、ゆっくりしておいで。」

私は優しい口調で二人に言った

切島「ありがと！」

天喰「ありがとうございます」

労基ギリギリてかアウトだったのに休み1日半。文句言わずにお礼まで…いい子たちで私は嬉しいよ…

もうすぐ事務は人を雇うから待っててね

「ファット！！まだ2人共ぎり未成年だから酒は駄目だからね！！」

ファット「わかっとるわ！！なんでそんな般若みたいな顔してんねん！！情緒不安定やな！」

「疲れたんじゃぁ！！」