鉄樹、花を開くⅢ【相澤消太】 (ページ22)

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相澤side

黒鉄《フードフェスティバルin大阪、スタートです！！！楽しんでくださいね！》

元気よく笑顔でフェスの開催を宣言したA。

山田「なんか、、大丈夫みたいだな」

テレビに映るAはどこまでも眩しい。Aを見ていると自然と口元が緩んでしまう。

「お疲れさん」

黒鉄side

私はステージから袖に戻ってようやく正気を取り戻した。

「あれ？？なんで私が開催宣言してんの？？」

なんて悶々と考えていると黒鉄さんが声をかけてきた。

黒鉄明「素晴らしい宣言だったよ」

「ありがとうございます、すみません勝手に宣言しちゃって笑」

黒鉄明「いや本当に素晴らしかった。…よく気づいてくれたね」

「黒鉄さんが私の意図を汲み取ってくれたおかげです。もうすぐ迎えに来る警察官がご家族と百合野さんのところへ連れて行ってくれます。皆さんご無事です」

黒鉄明「本当に君には頭が上がらないよ。下げないけどね」

「ふふっ笑、では私も仲間と合流するのでこれで」

黒鉄明「…ああ。本当にありがとう。また後でゆっくり話でもしよう」

「機会があれば是非。」

失礼します。と頭を下げ、その場から駆け出した。もちろん向かうべくは、、、

「サンイーター！！！！」

入口ゲートで信者の連行を見守るサンイーターに私はドタバタと走っていった。

天喰「アイン！！って、止まってください！！」

おっと、抱きついてはいけない。世の中はなんとかハラスメントに厳しいんだった。

私はギギギとブレーキをかけ、サンイーターの目の前で止まった。

「お疲れー！！！急に言ったのに対応してくれてありがとうっ！！」

天喰「頑張りました、笑」

少し照れながらも自分の手柄は自覚済み。

すばらしいっ！

私がサンイーターを永遠と褒めちぎっているとファットと烈怒頼雄斗も合流した。

ファット「今からは休み時間や！！お前らフードフェス満喫してこーい！！」

私は天喰くんとえーちゃんと嬉々として目をあわせ

黒鉄・天喰・切島「「「行ってきまーす！！」」」

美味しそうな食べ物が並ぶ方へと走り出した

ファット「走るな！！！！」