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相澤side
数日後の夕方
俺は教師寮に戻り、テレビを見ながら壊理ちゃんの帰りを待った
山田「たっだいまー」
壊理「ただいま！」
「おかえり。今日も楽しかったか？」
壊理「楽しかった！それにね、、漢字の50問テスト100点だったの！！」
「すごいじゃないか」
壊理「えへへ笑」
俺が頭を撫でる壊理ちゃんの顔にはすっかり笑顔が戻っていた。小学生らしい黄色の帽子がとても似合っていて可愛らしい。
テレビ《速報です。つい先程、テレビ局宛にFAXで犯行予告が届きました。》
その一言に俺達はテレビに鋭い視線を向けると声明文らしい一枚の紙が映し出される。そしてそこに書いてあったのは、、
“我々はデストロの意思を継ぐもの。異能解放万歳。すべては上方から始まる。恐怖に怯え解放を待つと良い”
山田「異能解放戦線の支持者か？最近大人しかったのに」
壊理「ん…」
壊理ちゃんは不安そうな顔をした。
「大丈夫だ。そのためにヒーローがいるんだよ。マイクと一緒に手を洗っておいで、おやつあるよ」
壊理「！！うん！」
いささか信憑性に欠ける情報だと思ったが上方か…。Aはこれに呼ばれたみたいだな。
「…気をつけろよ」
その後壊理ちゃんはいつも通り宿題をして夕食を取り、風呂に入って寝る準備をする。だが大人たちはまだまだ寝ることはできず授業の準備に追われていた。
21時。
携帯に電話がかかってきた。画面には“黒鉄A”の文字。
「もしもし」
黒鉄「もしもし、今大丈夫？」
「ああ問題ない。どうかしたか？」
黒鉄「特に要はないんだけど、声聞きたくて。」
「！！」
嬉しいが、おそらく聞きたいのは
「壊理ちゃんなら元気だよ」
黒鉄「…なんで電話でもバレるかな、笑」
「分かりやすいんだ」
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作者名：やゆよ | 作成日時：2024年2月4日 22時
