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黒鉄side
男が去り、ロビーには私達3人だけとなった。
切島「うーっ、緊張したっ」
天喰「同じく、、」
張り詰めた空気がようやく解かれる。
「ありがとね笑笑」
というのも、私達が2人が部屋に入るのを見送った頃に遡る。
“明日は3人とも別行動。神経尖らせていこう、引っ掛かることがあれば即報告。いいね？”
切島“おう！”
そして部屋に戻る二人の背中をポンと押したときに、
“部屋に入ったらすぐメール見て”
と小さな声で呟いた。そこで何かを悟った二人は優秀で、表情を変えず部屋に戻ってくれた。
私はホテルの通路では他の人の視線がないとは言い切れないので、エレベーターに乗り込み二人に連絡。
“ロビーに不審者。少し探る、集合。”
「いやぁ、ナイスタイミングだったね！」
天喰「アインが電話繋いでてくれたからなんとか出るタイミングを逃さず出れたけど、あの男の人が帰ってくれなかったらどうしようかと思った…」
珍しい、、ヒーローモードの充電が切れたみたいだ、繊細ボーイは変わらずでなんか嬉しいよ。
「ヒーローモード切れたね。ごめんね、早く休もうね」
切島「それにしても、、あれ誰だ？」
「…分からない」
きれいに磨かれた革靴、シワ一つないシャツにスーツ、それに腕時計。どれも高級感漂うのばかりだった
スーツの男“この新聞差し上げます。もうずいぶん前の記事ですし、貴方の気を引きたかっただけなので。”
「私の気を引きたかった新聞、、ね。」
私は男が置いていった新聞を手に取り、3人で今度こそ部屋に帰った
「2人とも、来てくれてありがと！」
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作者名：やゆよ | 作成日時：2024年2月4日 22時
