鉄樹、花を開くⅢ【相澤消太】 (ページ2)

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相澤side

「行ってらっしゃい」

壊理「行ってきます！」

壊理ちゃんは赤いランドセルを背負い友達とともに小学校の門をくぐっていく。

壊理ちゃんがこうして学校に行けるようになってから、俺は毎朝門の前まで送っている。登下校中パニックになってしまう可能性は捨てきれないための対策なのだが、大丈夫そうだ

俺は急いで雄英に戻り授業の準備をする。職員会議は副担を続けているオールマイトさんに任せた。

ブラド「そっちのクラスはどうですか？

オールマイト「あっ、相澤くん居ないのかっ、えー、えっと、、汗」

…慣れてもらうしかない。

壊理ちゃんが事情聴取を受けている時、怖かったのだろう手が震えていたが、聞かれたことにはゆっくりとしっかり答えていた

それに、壊理ちゃんはAを怖がってはいるが嫌いではない。突破口はきっとある

だがタイミングの悪いことにAは大阪に行くことになった。長ければ1ヶ月ほどかかるらしい。

昨日の壊理ちゃんを迎えに行く前に、事務所に行ってみたが、、

黒鉄「ごめん消太！今忙しい！！明日から大阪なの！！」ｶﾀｶﾀｶﾀ

「あ、ああ」

天喰「アインできました！！」

黒鉄「ありがと、おつかれ！！」ｶﾀｶﾀｶﾀ

とてつもないスピードでタイピングするAと天喰、書類運びに走り回っている切島。

関係の修復にはもう少し時間がかかるだろう