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相澤side
だが上手くいかなかった
Aは壊理ちゃんの顔を見た瞬間、目から光が消え、すべてを失ったような顔をした。
黒鉄「…怖いよね、ごめんね。私と帰るの楽しみにしてくれたのに迎えに行ってあげられなかったのもごめん。でもちょうど良かったのかな、私これから忙しくてしばらく会いに来れないの。だからゆっくり体調整えて？壊理ちゃんなら大丈夫。また笑って学校行けるようになるよ。消太、私帰るから壊理ちゃんのことよろしく」
「ちょっと、まっ」
Aは壊理ちゃんに背を向け走り去ってしまった。俺はAを追いかけようと手を伸ばすが、、
切島「俺達が追います！」
天喰「イレイザーは壊理ちゃんを！！」
そこでようやく気づいた
緑谷「壊理ちゃん！！」
壊理「ハァッ、ハアッ(泣)」
苦しそうな呼吸音、涙で潤んだ瞳。Aのことは一旦二人に任せ、俺は壊理ちゃんの方へ行った
「っ、、」
壊理「私っ、またっ、お姉さんのことっ、怖いって、思っちゃったっ、、(泣)」
緑谷「大丈夫だよ壊理ちゃん、ゆっくり息しよう？」
壊理「私のこと、壊理“ちゃん”って、お姉さんに、嫌われちゃったっ(泣)」
「そんなことない、少し驚いただけだ。Aは壊理ちゃんのことを嫌いになったりしないよ、だから大丈夫だ。」
Aがここに来るまでに言っていた事がある
黒鉄“拉致されてた場所、酷いところだった。壁も床も全部コンクリート。壊理は鎖で繋がれて冷たい床に座るしかない。部屋は血の匂いがした。多分、治崎よりも傷は深いと思う。”
壊理ちゃんはAを見た瞬間、フラッシュバックした。
心にも体にも傷が深すぎるっ、、
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作者名：やゆよ | 作成日時：2024年1月26日 15時
