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黒鉄side
べンタ「アイン、地下への入口見つけました。」
「合流する」
私は彼の指示に従いその場へ急いだ。
ペンタ「この階段から地下に行けます。部屋は一つ、突き当りです。」
これがこの黒幕の限界だ。あらゆる面において治崎とは比べ物にならないぐらいの弱さ。もちろん地下通路など作れる金もない
わたし達は急いで階段を降りた。
そして突き当りにはとてつもなく重量感のある扉と、入るためのパスワードを入力する装置
ペンタ「どうします？」
私は扉を数回たたき、左手で触れた。
「問題ない。」
今回の一連の目的は私への挑戦状か？わからないがおそらく今回の目的は私も含まれてる。
じゃないとこの壁、鉄で作らない
「もう一回髪に入ってて」
私は左手で鉄でできた扉を吸収した。
通路と部屋を繋ぐ障害物がなくなると、嫌な鉄の匂いが漂ってくる。
血の匂い…
「！！」
そして冷たいコンクリートの壁に鎖で足を繋げられ、地べたに座り込んでいる一人の少女を見つけた
「壊理！！」
腕にも足にも包帯がっ、血も滲んでる、、やはり治崎と同じことをっ
壊理「ひっ、、」
「壊理、？」
私を見る目があまりにも怯えていた。体もビクビクと震えている
「…」
女「遅かったわね、怪物さん。」
少し目線を高く左にずらせば、身長も体格も私と瓜二つな女が居た。
女「そこにいる子も出てきなさい？全部見てたわ？」
「…出てきて」
大人しくべンタブラックも出てくる。
「何者？」
女「ん〜？、見てわかるでしょ、アイン！！」
ねちっこく喋る犯人に苛立つ
「残念ながらそこまで不細工じゃないわ」
女「あら、ほんと嫌な女ね」
「お互い様でしょ。それで誰に後ろ盾してもらってるわけ？」
女「バックはないわ笑、ワタシ自身が貴方の言う“バック”なのかもね笑」
お喋りなくせに、話す気はないらしい。
「お前は後に、、」
女「いいわよ？このコ連れて帰っても」
「なに？」
女「お話しましょうよ、アインに化けた化け物の私と、奇妙な生命体の怪物である貴方で。」
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作者名：やゆよ | 作成日時：2024年1月26日 15時
