鉄樹、花を開くⅡ【相澤消太】 (ページ27)

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in雄英高校職員室

ちょうど時計の短針が完全に4を指した頃、一本の電話が鳴り響いた。

ブラド「もしもし、こちら雄英こうこ、、」

？「ブラド！！！！！！」

　
ブラド「？！その声、、アインか？」

アインの声はあまりにも逼迫している。このようなアインを見たことのなかったブラドキングはその異常さを感じとった

黒鉄「ねぇそっちに壊理居ない？！！」

ブラド「壊理ちゃん？まだ帰ってきてないぞ？というか、お前が迎えに行くんじゃ、、」

黒鉄「居ないの！！」

ブラド「何？！！」

黒鉄「学校の先生が私が来る前に“アイン”が迎えに来たってっ、、でも私いま来たばかりでっ、、」

アインの声は今にも泣き出しそうなぐらいに震えていた。それもそのはずである、アインである自分が迎えに来ていないのに、既に壊理ちゃんは《アイン》と一緒に帰ったのだから。

ブラド「まさかっ、攫われたのか？！」

黒鉄「わかんないっ、今先生が探してるっ、ねぇブラド、どうしようっ、、」

いまだかつて無いほどに取り乱しているアイン。ブラドはアインの冷静さを取り戻すことを優先する。

ブラド「落ち着け。警察には連絡したのか？」

黒鉄「う、うんっ、学校が通報してくれたっ、、」

ブラド「分かった。ひとまずお前は、、」

黒鉄「ねぇ私どうすればいい？！」

ブラド「っ、」

プラドキングは彼女を落ち着かせることができなかった。すると、電話の向こうから先生と思われる人の声が聞こえてきた

先生「アインさん！！壊理ちゃんが、、」

「誘拐されましたっ、！」