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黒鉄side
そうしてどんどん時は過ぎ、9月。
まだまだ暑い日は続くが猛暑のピークは超えた、とある日の夕方のこと。
私は1人でパトロールしていた。
「もしもし、アインです。」
相澤「今大丈夫か」
「珍しいね、こんな時間に消太が連絡してくるなんて。…ちょっと待ってね」
私は道の端に寄り消太の話を聞いた
「引き渡し訓練？」
相澤「ああ。3日後、壊理ちゃんの小学校で引き渡し訓練が行われるんだ。」
引き渡し訓練とは、非常事態が発生したことを想定して保護者が学校に子どもを引き取りに行く訓練である
本当は消太が行くことになってたんだけどどうしても外せない仕事ができたみたいで、私が代わりに行ってほしいとのことだ。
相澤「本来訓練には書類に書いた保護者しか引き取れないんだが、事情を説明して代役を立てるのを許可してもらった。頼めるか？」
「何時？」
相澤「15時半〜16時の間であればいつでも。」
私はスケジュールを確認した。その時間は事務所で仕事、、天喰くん休みでえーちゃんはいる。
ちょっとぐらいえーちゃん一人にしても大丈夫だな
「…問題なし！私が迎えに行くよ」
相澤「ありがとう、後で保護者証持って行く。…19時、いや20時過ぎにそっちに行く」
忙しそうだな
「ちょうど今雄英の近く居るから取りに行こうか？」
相澤「可能ならそうしてくれるとありがたい」
「了解！」
私は電話を終え雄英に向かおうと歩き出すが、数歩で足を止めた
「ん」
視線、、、
気の所為ではない、、多分。
後で事務所にも連絡入れて、しばらく警戒しておこう
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作者名：やゆよ | 作成日時：2024年1月26日 15時
