鉄樹、花を開くⅡ【相澤消太】 (ページ18)

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黒鉄side

私は無事に男の子を救出できた。

「亮介くんよく頑張った。目開けていいよ」

亮介「まだ10残ってるよ」

はは、きっちりしてやがる〜笑

「じゃあカウントダウン。じゅーう,きゅーう,はーち」

なーな

ろーく

ごー

よーん

さーん

にーぃ

いーち！！

亮介くんはバッと目を開けた。

亮介母「亮介っ、(泣)」

女性は泣いている

亮介「まま！」

抱きかかえていた手を女性に移した

亮介母「おかえり、おかえりっ(泣)」

亮介「僕大丈夫だよ！パパとはぐれちゃってちょっと怖かったけど、このお姉ちゃんが来てくれたから！！」

私はその言葉に少し笑みをこぼし、その場を離れた。救急隊の人もいるし大丈夫だろう
　

ヒーロー「アイン！！」

「もうこれで全員？」

ヒーロー「ああ！サーチ系の個性を持つヒーローが確認した、あの男の子で最後だ。中にもう人は居ない！！死者0だとよ！！」

「！！！」

ヒーロー「流石だな！アイン！」

「っ、、まあね、笑」

ヒーロー「テレビの方も白熱してたってよ」

「テレビ？」

ヒーロー「ああ。中継でお前のことを悪く言う野次馬がいたんだけど二人の女の子がお前のこと悪く言うな〜ってさ！俺感動したよっ(泣)」

いや、泣いてるし

「それって白髮と茶髪の小学生二人組？」

ヒーロー「ああっ！(泣)」

壊理と花怜か、、

後でアイスでも買ってあげよう

？「きゃーっ！！！」

「！！」

またか！！

悲鳴が聞こえたのは野次馬たちの方。ナイフを持ち暴れる男から皆逃げている。だが動けない3人の親子が私の視界に入った

「っ！」

ヒーロー「やべぇ！！」

私が3人に気づいてから走り出すまで約0,5秒。

壊理「お姉さんっ！！！」

男が3人に襲いかかるが、、

「聞こえたよ、壊理」

私は鉄を帯状にし犯人を拘束

男「なっ、」

そのまま足を払って姿勢を崩させ、転ばせた。

「さあ、言い訳を聞こうか。お望みのアインが直々に来たやったぞ」

男「グハッ、、」

「無事か？3人とも。」

壊理「うん！！平気！」

花怜「やっぱりお姉さん最強！！」

花怜は私にピースサインを投じた。

「ありがとね！」

私もニカッと笑ってピースを返した