鉄樹、花を開くⅡ【相澤消太】 (ページ11)

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相澤side

俺がそのニュースを知ったのは事件発生30
分後。

山田「イレイザー！！！」

職員室に駆け込んできた山田

「なんだ、そんなに慌てて」

山田「今日だよな？！壊理ちゃんが遊びに行ってんの！！」

「そうだが、、」

山田「壊理ちゃんの行ってるショッピングモール！！やべぇことになってる！！！！」

「なにっ」

俺は慌ててPCでニュースを確認した。

【◯△ショッピングモールで火災。爆弾か】

「なっ、、」

アナウンサー《こちら◯△ショッピングモール前より中継です。今から30分程前、建物の4階奥で爆発が起きました。その影響で火災が発生。崩壊の恐れがあるため中に入り救助ができないそうです！現在、消防とヒーローが避難経路確保の為、出入り口付近を消火しています。》

俺は慌てて壊理ちゃんに持たせたこども携帯に電話かける。

プルルルッ、プルルルッ

頼む、、出てくれっ、、

壊理「も、もしもし」

「！！大丈夫か？怪我してないか？安全なところにいるか？！！」

壊理「うん、私もかれんちゃんもかれんちゃんママも大丈夫。でもお姉さんが中に、、」

「A？」

アナウンサー《…入口から誰かでてきました！！あれは、、アインです！！アインが中から出てきました！！コスチュームではなく私服…のようですが煤で汚れているように見えます！…え？！アインが再び中に戻りました！！》

山田「あいつ！！！！」

また無理しやがってっ！

イヤでも思い出す、、8年前の、、、

黒鉄“相澤っ！！”

壊理「お姉さんなら大丈夫だよ」

「え」

壊理「帰って来るって、約束したから。」

その壊理ちゃんの声からわかるのはAに対する圧倒的信頼。

…そうだ、大丈夫。あいつは強い。

8年前や、3年前の九州のときのようなことは起きない

だってあいつは、、アインだから。