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相澤side
生徒たちから手渡されたスマホの向こうにはAが居た。
「A、か、、？」
黒鉄「うん。連絡できなくてごめんね」
落ち着いたトーンで話すA。7ヶ月間も、連絡が取れなかった。本当は不安で、不安で堪らなかった
「元気か？ちゃんと食ってるか？ちゃんと寝てるか？」
黒鉄「大丈夫だよ笑、相澤は？元気？」
「っああ。俺も元気にやってる。体調は？」
黒鉄「毎日ちゃんと三食食べてるし、睡眠時間も取れてるから身体は元気。でも、、」
「何かあったのか！」
辛いのか？苦しいのか？
俺はお前になにをしてやれるっ？
どうすればいい、どうすればっ、、
黒鉄「ちょっとだけ、寂しいかな」
「！！」
その言葉を聞いてさっきまで動揺していた感情が静まり返り、妙に頭が冷静になる。
黒鉄「なんちゃって、笑」
『俺もだ』
黒鉄「え？」
連絡は取れないし、会う手段もない。
「まだ半年か、2年というのは長いな」
黒鉄「！！そうだね、笑」
「これからはまた、話せるのか？」
黒鉄「うん、連絡先は常闇くんに聞いてくれる？」
「わかった。次は俺から連絡するよ」
黒鉄「ありがと、待ってる。…わがまま言えばまだ話していたいけど、皆待ってるだろうから、今日はこの辺で」
そこで俺の頭は今の状況にようやく追いつき、さっきまで近くに居た生徒たちが居ないことに気づく。
黒鉄「誕生日おめでとう」
「ありがとう。体には気をつけろよ」
黒鉄「相澤もね」
「「じゃあ、また。」」
電話が切れ、ツーツーという機械音が耳に残る
ほんの数分しか無かった俺達の会話は、思った以上に淡々としていた
だが、心はすごく満たされていて、同時に前と違う寂しさを感じる
久しぶりに声が聞けて嬉しくて、安心して、らしくもなくうっとりするのに、会えない寂しさが心に染みる
「あと1年半…」
生徒たちの成長で言えばあっという間の期間だが、自分に関してはそうもいかない
長くて短い、短くて長い
「…」
俺は会話の余韻をぐっと飲み込んだ
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アユ(プロフ) - やゆよさん» 更新楽しみに待ってますね ！！！！！ (1月12日 8時) (
レス) @page25 id: 313b171b77 (このIDを非表示/違反報告)
やゆよ(プロフ) - アユさん» アユさん！前編に引き続きコメントありがとうございます！！面白い作品を届けられるよう頑張ります！ (1月11日 17時) (レス) id: 1a6e7a7e08 (このIDを非表示/違反報告)
アユ(プロフ) - 続編有難うございます ！！ (1月11日 8時) (レス) id: 313b171b77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やゆよ | 作成日時：2023年12月27日 21時
