42 ページ42
相澤side
黒鉄“私を、恨み続けてください”
深く刺さるものがあった。槍で心臓を貫かれたように、ひどく痛む
この2年間電話はすれど、この内容には深く触れなかった。お前が脳無であろうと何も変わらないと思っていた。ただ今日あったことを話していた。
楽しそうに話す声を聞くと俺も嬉しくなった。
…お前に会えると、浮かれていた。
つい考えてしまう
そもそも8年前、俺を庇わなければAは5年も眠ることはなかった。脳無になることもなかった
俺を庇わなければ、アインは輝かしいヒーロー活動を続け、皆の先頭に立つヒーローになっていたのではないか
“化け物”
だなんて呼ばれなかったのではないか
…ずっと、考えないようにしてきたことだった。口に出せばAは必ずこう言う
“消太は悪くない。”
自分の判断だからと、俺を許すどころかすべて自分の責任にしてしまう
A…
山田「――い、おい！イレイザー！」
「っ、ああ、なんだマイクか」
山田「何だじゃねーよ。行かねーのか？会見とっくに終わってるぞ」
「どこに？」
山田「アインの控室だよ！会いに行くだろ？？？行ってこいよ」
「お前は行かないのか」
山田「後で行くから先にまず一人で、、、」
「いや、一緒に行くぞ」
山田「え、ちょ、」
強引にマイクを引きずり、ベストジーニスト達とも合流してAが待つ控室に向かった
「おつかれ」と声をかけ、部屋の中に入るとAは少し目を見開き笑顔で話していたが疲れが見えた。
ベストジーニスト「恨まれ続けるのは辛いぞ」
黒鉄「背負う覚悟です」
そう言うAの目に迷いは無かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 165人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アユ(プロフ) - やゆよさん» 更新楽しみに待ってますね ！！！！！ (1月12日 8時) (
レス) @page25 id: 313b171b77 (このIDを非表示/違反報告)
やゆよ(プロフ) - アユさん» アユさん！前編に引き続きコメントありがとうございます！！面白い作品を届けられるよう頑張ります！ (1月11日 17時) (レス) id: 1a6e7a7e08 (このIDを非表示/違反報告)
アユ(プロフ) - 続編有難うございます ！！ (1月11日 8時) (レス) id: 313b171b77 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：やゆよ | 作成日時：2023年12月27日 21時
