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相澤side
席についたのはA1人だった。
山田「前とは状況が違うってんのに、一人で大丈夫かよ…」
「…」
俺達は見守ることしかできない。
天喰「定刻となりましたので会見を始めさせて頂きます。本日の議題は『泥花市破壊について』です。まずはその概要について、アインから説明がございます。」
Aはゆっくりとマイクを手に取り、口元に近づけ、まっすぐ記者たちに視線を向け口を開いた。
黒鉄「本日はお忙しい中お集まりいただきありがとうございます。」
落ち着いた口調で丁寧に軽く挨拶をし、説明が始まった。
黒鉄「まず、アインによる泥花市での破壊行動は事実です。」
「…」
黒鉄「私は8年前、ヒーロー活動中に現場で負傷し病院に運ばれました。そして2年前の第一次全面戦争当日まで主治医である、殼木球大氏の治療を受けておりました。脳無の製造者による長年の治療は私を“脳無”にしました。」
そしてその後、淡々と泥花市の事件までの経緯を述べ続けた。
神野でAFOが最終調整として接触を図ったこと。その影響で“アイン”、第2人格が現れたこと。
黒鉄「その第二人格はハイエンド同様、凶悪な犯罪者が素となっていました。」
当時は医師、殼木に相談し薬を処方してもらい自我は保てていたため、ヒーローを続けていた。
そんな12月、事務所にメールが届いた。
“泥花市に来い”
黒鉄「言われたとおり泥花市に行きました。ですが、泥花市に足を踏み入れた途端、私の意識は途切れました。」
気づけば、跡形もなく破壊された街の中に立っていた。そして悟った、第二人格がやったことなのだと。
その後、メディアに出続けてもその事実を話さなかったのは確証がなかったから。自分が脳無であると知ったのはもっと後だったから。
誰もが静かに話を飲み込んでいた、、
黒鉄「これが、泥花市で犯した私の“罪”となります。」
「罪？」
『罪と言ったか！！』
『自らやったって言ってるもんだろ？？』
『あーあ、殼木のせいにしておけばよかったのに』
悔しいがそのとおりだ
すべて殼木が原因だということにすればよかったのに、そうすれば同情を誘えたのに…
なぜお前はこうも茨の道を進もうとしている
このアインの一言により、空港は異様な空気に包まれた。
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アユ(プロフ) - やゆよさん» 更新楽しみに待ってますね ！！！！！ (1月12日 8時) (
レス) @page25 id: 313b171b77 (このIDを非表示/違反報告)
やゆよ(プロフ) - アユさん» アユさん！前編に引き続きコメントありがとうございます！！面白い作品を届けられるよう頑張ります！ (1月11日 17時) (レス) id: 1a6e7a7e08 (このIDを非表示/違反報告)
アユ(プロフ) - 続編有難うございます ！！ (1月11日 8時) (レス) id: 313b171b77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やゆよ | 作成日時：2023年12月27日 21時
