35 ページ35
黒鉄side
そうして、アメリカに帰った私。
体のサンプル採取だったり、個性の把握テストだったりなかなか堪える生活も多かったけど、毎晩のように貰ったティーカップでお茶を飲んで、寝る前に壊理のイラストを見た。
引き続き皆と電話やメールもした。
それに
施設の人「貴方とこうしてお茶が飲めるのも、あと一ヶ月だけね」
「さみしいですか？」
施設の人「まあね、2年間娘のように世話をしてきたつもりよ。それにこの1年は一緒にティータイムもとっていたのだから、少しさみしくなるわ」
「本当にお世話になりました」
施設の人「やめてよもうっ！しんみりしちゃうじゃない！あと一ヶ月は私の話し相手になってもらうからね！」
「こちらこそ！よろしくお願いします、スミスさん！笑」
スミス「ええ！」
少し年上の友だち?もできた。
この1年、割と悪くない。
月日はどんどん流れていった
だが帰国の2週間前、日本ではとあることが話題になっていることを知らされる。
相澤「帰国日、どこからかわからんが情報が漏れた。どの便に乗るかも広まってる。おそらく空港にも多数のマスコミが来るだろう」
「！！！それは、よくないな…」
帰国した次の日に会見を開く予定ではあった。会場も用意している。
だが、私の取材をするがために人が集まって利用客や空港側に迷惑をかける訳にはいかない…
相澤「裏口から出ることも可能なそうだが裏にもメディアが張ってるだろう」
「だね、どうしようか、、、」
どうせ空港から逃れても私の行く場所行く場所追いかけてくるはず、、
空港で会見開けたら手っ取り早いんだけどな〜
少し頭を悩ませていると“ピコン！”という音ともに一通のメールが送られてきた。それを開いてみると、、
ホークス『空港で会見の手配できます。やりますよね？』
「！！ハハッ笑笑」
相澤「どうかしたか？」
「やっぱり会見開いてパパって終わらせるのが楽だよね〜、笑」
相澤「？？」
帰国当日。
「スミスさん、2年間お世話になりました。スミスさんのおかげで楽しかったです！」
スミス「いいえ、これ私の連絡先。まず日本に無事に着いたら連絡頂戴。いくら食べなくても生きていけるからって3食きちんと食べるのよ、仕事も適度に休憩を取ること！」
「はい！笑、ではまたどこかで！！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 165人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アユ(プロフ) - やゆよさん» 更新楽しみに待ってますね ！！！！！ (1月12日 8時) (
レス) @page25 id: 313b171b77 (このIDを非表示/違反報告)
やゆよ(プロフ) - アユさん» アユさん！前編に引き続きコメントありがとうございます！！面白い作品を届けられるよう頑張ります！ (1月11日 17時) (レス) id: 1a6e7a7e08 (このIDを非表示/違反報告)
アユ(プロフ) - 続編有難うございます ！！ (1月11日 8時) (レス) id: 313b171b77 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：やゆよ | 作成日時：2023年12月27日 21時
