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黒鉄side
腹一杯に食べた私達は居酒屋を出て、店の前で少し話をする。
山田「Aは今日どこ泊まるんだ？」
「宿泊施設だと身バレの可能性があるから用意された施設に泊まるよ。あと、、30分ぐらいでお迎えがくることになってる」
世の中とは恐ろしいもので今の私にはGPSが付けられている。私が逃げるとでも思ったのか、どうやら国との信頼関係は無さそうだ
ま、そのおかげで時間になったら勝手にお迎えくるから楽だけど。
山田「そうか」
そう言って山田は消太の顔をちらっと見ると
山田「じゃ！俺先帰るわ！」
「え？！急に？！」
山田「今帰らねーと見たい歌番組見れないんだよ」
「一応君の友達が帰省してること忘れてない？明日は会えないのに…」
なんて少ししょぼくれている私に山田は目もくれず消太に私を託し、私達に背を向けて歩き出した
山田「A、またな！」
これがまた1年会えない友達への対応なのか疑いたくなる。
「またね！」
山田「おー」
山田は背を向けたまま、いい加減に手を振って帰っていった。
置いていかれた?私達の間には妙な静寂と緊張が走る。今まで二人で電話はしていたが、こうしてリアルで二人きりになるとどうすればいいか分からなくなる。
午前中は再会の感動でそんな事考える必要もなかったが、改めて2人になった今私は非常に困惑していた。
相澤「…すぐそこに公園があるからそこまで歩かないか？」
「う、うん！」
相澤「じゃあ行こう」
「！」
消太は優しく私の手を取り歩き始める。
「あったかい」ボソッ
相澤「どうかしたか？」
「消太の手、好きだなって」
すると消太は空いている手で顔を覆った。夜だから分かりにくいが耳が赤い。
「照れてんの？」
相澤「うるさい」
「顔見せてよ」
相澤「断る」
「いいじゃん、夜だしちゃんと見えないって！」
頑なに抵抗する消太に、私はやや暴れ気味で顔を覆う手を剥がそうとしたのもい思い出だ。
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アユ(プロフ) - やゆよさん» 更新楽しみに待ってますね ！！！！！ (1月12日 8時) (
レス) @page25 id: 313b171b77 (このIDを非表示/違反報告)
やゆよ(プロフ) - アユさん» アユさん！前編に引き続きコメントありがとうございます！！面白い作品を届けられるよう頑張ります！ (1月11日 17時) (レス) id: 1a6e7a7e08 (このIDを非表示/違反報告)
アユ(プロフ) - 続編有難うございます ！！ (1月11日 8時) (レス) id: 313b171b77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やゆよ | 作成日時：2023年12月27日 21時
