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相澤side
この1年、とても長く感じた
授業や仕事の時はそうとは感じないが、やることを終え一息つける時間、ふとAのことを思い出す
あのときのように一緒に酒を飲んだり、ソファに座ってテレビを見て、どうでもいい話をする
そんな時間を欲していた
2日がすぎればまた1年会えない、たがそんなことを考えながらこの時間を過ごすのは合理性にかけるだろう
今は今この時のことだけを考えよう
そう思い、フロントミラーでAの顔に目を遣りながら車を走らせた
Aが一番最初に行きたがったのは香山先輩の墓
俺達が最後に先輩に会ったのは、あの作戦に向かって寮を出た時。様々な覚悟の下、俺達は己の向かうべき場所へ向かった
だがAは違う
何も知らない状態で、突然色々なものと引き裂かれた。
その理由に、己が関わっていただなんて思いもよらなかっただろう
先輩はAを可愛がっていたし、Aも香山先輩に懐いていたから、余計にショックは大きかったはずだ
香山先輩に向かって、手を合わせているA
その背中がいろいろなことを物語っているような気がした
俺もその隣にしゃがみ込み、手を合わせる
“Aのことは、任せてください。”
それだけを強く、何度も伝えた。
「そろそろ昼飯を食べに行こう」
黒鉄「…そうだね。先輩、また1年後、笑」
Aは小さく笑みを浮かべ、俺の手を取り歩き出す
きっと、さみしい気持ちだけじゃない。私はもう大丈夫だと、先輩に見てもらいたかったんだろう。
俺は手を握る力を強めた。
そしてそれにAも応える。
「…何か食べたいものはあるか」
黒鉄「ん〜、プルーン」
「飯だって言ってるだろ」
黒鉄「久しく食べてないんだよ…いい加減食べないとプルーン不足になって動けなくなる。」
「駄々をこねるな。…もう買ってあるから、昼飯を先に選べ」
黒鉄「まじ！？」
「ああ」
黒鉄「じゃあ、、中華！」
「いつものところでいいか？」
黒鉄「うん！」
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アユ(プロフ) - やゆよさん» 更新楽しみに待ってますね ！！！！！ (1月12日 8時) (
レス) @page25 id: 313b171b77 (このIDを非表示/違反報告)
やゆよ(プロフ) - アユさん» アユさん！前編に引き続きコメントありがとうございます！！面白い作品を届けられるよう頑張ります！ (1月11日 17時) (レス) id: 1a6e7a7e08 (このIDを非表示/違反報告)
アユ(プロフ) - 続編有難うございます ！！ (1月11日 8時) (レス) id: 313b171b77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やゆよ | 作成日時：2023年12月27日 21時
