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轟side
仮免補講からの帰り道、俺たちは敵と遭遇した
敵は四方八方に個性を飛ばし、建物に被害が及んでしまう
「膨冷熱波！！」
炭酸の敵「うおっっ…」
敵の無力化に成功、盗まれていた荷物も取り返した
オールマイト「2人共、大丈夫かい？」
スライディング・ゴー「すごいぞ学生とは思えない！君たちは未来のトップヒーローだ」
「いえ、少しですが建物に被害が出てしまいました」
オールマイト「被害？そんなものなさそうだけど」
オールマイトがあたりを見渡す
「え…」
確かにあの攻防で敵の個性が建物に飛んでたはずなんだが…
？「見物なら他所でやれ!」
少し離れたところから誰かの怒鳴り声が聞こえた
オールマイト「アインじゃないか」
どうやらその場にとどまっていた野次馬に話をしている
黒鉄「好奇心と命を天秤にかけるな！私達は舞台をやっているわけじゃない！考えて行動しろ！！」
「怒ってる…」
オールマイトはアインに駆け寄った
オールマイト「ま、まあまあ、今回はなんともなかったことだし、」
黒鉄「あんたは死にかけた。いい加減自己犠牲の精神やめてくれ。」
オールマイト「わかったから、ね、」
オールマイトはアインを宥めつつ、俺達の所に連れてきた
オールマイト「君が建物の被害を止めてくれたのか？」
黒鉄「当たり前でしょ。ってかね、道路全体に氷って何？この氷溶け切るまでここら一体封鎖だ。上に逃がそうと思わなかったのか、この前のエンデヴァーの戦い方見てなかったんか。せめて範囲を最小限に狭めろ」
「…すみません」
黒鉄「爆豪は口悪い」
爆豪「今のてめぇに言われたくねーわ！」
黒鉄「はあ？」
オールマイト「アイン」
黒鉄「何です」
オールマイト「君らしくないよ」
オールマイトは少し説教気味で言った
黒鉄「…私らしくって何だよ」ボソッ
オールマイト「どうかしたかい？」
黒鉄「帰ります。スライディング、処理頼んだ」
スライディング・ゴー「ああ！」
アインは踵を返し、本当に帰っていった
「この前会ったときとずいぶん雰囲気が違うな」
爆豪「オールマイト。あいつ、ヒーローん時はあんな感じなんか」
オールマイト「…いいや、あんなところ初めてみたよ」
「何かあったのかな」
オールマイト「…確かに彼女の言っていることは一利ある。でも、2人ともすごいよ」
「あっす」
爆豪「んぐっ」
俺たちは寮へ帰った
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作者名：やゆよ | 作成日時：2023年10月15日 18時
