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黒鉄side
「ほんとうにありがと」
ホークス「…俺はこれからあまり顔を出せなくなると思います。1人ぐらい、秘密を共有しておいたほうが貴方が楽かと」
「…うん。まずはヒーロー公安委員会にこの事は正式に報告するよ。」
ホークス「正式って、笑」
「事実でしょ笑、それとこの前話した後釜候補の子にも話す」
ホークス「子っ、てことはまだ子供なんですか？」
「高校生。ほら、雄英高校3年のサンイーターって知らない？」
ホークス「個性、再現の天喰環君ですね」
「さすがの情報網だね」
ホークス「というかあなたの後継ってそもそも何するんです？」
「私の事務所を継いでもらいたいと思ってる。私の担当地区は、アインの事務所が建つまで日本で3番目に高い犯罪率を保ってた」
ホークス「…確かに、あの地域の犯罪率が 抑えられているのはあなたのお陰だ」
「そこは私も自負してる。私が眠っている間も犯罪率はそれほど上がらなかった。なら、私じゃなくて“事務所”があの地域にとって言わば“平和の象徴”。だから事務所を継ぐ人が必要なの」
ホークス「なるほど、」
「サンイーターと一緒に活動したのはたった1回。最初は彼にではなく、そこそこのプロヒーローに任せようと思ってたの」
ホークス「！」
「私の分までサンイーターのこと見てて。私が知る学生の中で、彼は、」
「No.1になりうる男だよ」
ホークス「！！」
「まだまだだけどね笑、それに交渉もしないと。彼はまだ何も知らないから」
ホークス「なにかあれば連絡してください」
「うん、助かるよNo.2。」
ホークス「じゃ、俺ちょっと出てきます」
「私も今から退院の準備して先に九州を出るよ。病院行ってくる」
ホークス「わかりました。じゃあ、次会えるのは暫く先ですね」
「…ホークス。」
ホークス「？」
「この感謝は忘れない。私にできることがあったらなんでも言って」
ホークス「アインさん…」
「ヒーローを続ける理由をくれた恩人に一人で戦わせるわけにはいかない」
ホークス「…頼りになるNo.4ですね」
「4って言うな。」
ホークス「それではまた会いましょう、アインさん？」
ホークスは紳士的な挨拶をして帰っていった
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作者名：やゆよ | 作成日時：2023年10月15日 18時
