鉄の抹消Ⅲ【ヒロアカ】 (ページ43)

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ホークスside

ただ、アインさんの活躍を本人に伝えたかっただけだった

黒鉄「私じゃないっ、」

再び“アイン”が現れた

黒鉄「…もしこれが初めてじゃなかったら私はすでに誰かを傷つけているかもしれない」

アインさんは頭を両手で抱え、これでもかというほど力を入れて掴んでいる

俺はそんなアインさんを見ていられなかった

強くて、誰よりも輝いていたあなたをずっと前から知っているから

「アインさん！！」パシッ

アインさんの手首を掴む

黒鉄「っ」

「俺も一緒に考えますから、落ち着いて話しましょ？」

アインさんは「ごめん」と謝った

「大丈夫です。」

俺はアインさんが1人になる時間が必要だと判断し、エンデヴァーさんへの挨拶を先に済ませることにした

「ゆっくり、考えてくださいね」

そう言ってエンデヴァーさんの病室に向かう

アインさんの心はすでに限界だったのかもしれない

アインである彼女は、自分という名の狂気を一番良く知っている

アインの恐ろしさをよく知っている

普段通りのように見せかけ、

笑っていたのだろう

誰にも悟られぬように

荼毘［九州にはアインともう一人ヒーローを連れてこい］

［何？］

荼毘［脳無の性能テストだ］

［わかった…］

なぜ、彼女は指名された？

荼毘［お前がここに居るということは、全部倒したみてぇだな。目的終了、］

アインさんが来た瞬間、荼毘は去った

荼毘［脳無の性能テストって言ってなかったけ］

アインさんに何を求めた

“なぜアインさんじゃないとだめだった”

どれだけ考えてもわからない

情報がいる

…ただ1つ言えることがあるとすれば

エンデヴァー「人の部屋の前で何をしている」

「あれ〜、エンデヴァーさん！検査終わりですか？」

エンデヴァー「そうだが」

「じゃあちょうどいいや。お部屋お邪魔しますね〜」

エンデヴァー「帰れ！！」

アインさんから目を離してはいけない