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黒鉄side
私が目を覚ましたのは、次の日の朝
医師「個性の使いすぎと疲労が重なったのでしょう。今日にでも退院できますが、休養はしっかり取ってくださいね」
「わかりました、ありがとうございます」
医師は部屋を出ていった
すると入れ替わりでこの男がやって来る
ホークス「ども！」
「…おはよ、ホークス」
ホークス「おはようございます、体は大丈夫そうですか？」
「うん、今日にでも退院できるってさ。ホークスは？大丈夫？」
ホークス「はい。羽が生え揃うまでは後2日程かかりますが、問題ありません。エンデヴァーさんは明日も入院コースですね、後で顔出しに行きましょーよ」
「そうだね笑」
ホークス「にしても、聞きましたよ」
「？」
ホークス「一人で脳無100体ぐらい倒したんですって？」
「そんなに倒してないよ笑」
ホークス「またまた〜、」
「ほんとほんと笑」
ホークス「黒い脳無の群れを一人で堰き止めたってテレビでも言ってたじゃないですか」
ドクン
何故か心臓が大きく波打った
「黒い、脳無？」
ホークス「はい、警察によると全部で30体以上いたそうですよ。」
「黒い脳無なんていた？」
ホークス「またまた〜笑、白い脳無倒したあと、急に現れた黒い脳無の群れに一人で突っ込んでいったんでしょ？」
「…何の話？私が倒したのは白い脳無だけだよ？」
ホークス「え、、？」
話が噛み合わない
ホークス「…アインさん、テレビ見ました？」
「まだ」
ホークスはテレビを付けた
ちょうど昨日の事件のことが特集で組まれている
キャスター1「あの喋る脳無を倒したエンデヴァーの功績が目立ちますが、今回の事件、やはりこの人を無視して話すことは出来ませんね」
キャスター2「そうですね。エンデヴァーが下を気にせず戦えたのはこの人のおかげでしょう」
キャスター1「ホークスとともに避難をいち早く終わらせ、一人で脳無を蹂躙！倒した脳無の数は100体とも言われています！こちらの画像をご覧ください！」
「なにこれ…」
その画像は、黒い脳無の死骸の山の上に立つアインの姿
「知らない、これ、私じゃないっ」
ホークス「…まさかっ！」
「“アイン”だ…」
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作者名：やゆよ | 作成日時：2023年10月15日 18時
