鉄の抹消Ⅲ【ヒロアカ】 (ページ29)

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黒鉄side

飯田「みんな！そろそろ片付けを始めるぞ！！」

A組「「「おー！」」」

「あ、いいよいいよ。みんなは先にお風呂済ませな？」

緑谷「え、？」

「明日も学校でしょ？勉強やら、自主練やらで忙しいはず、片付けなら私がやっとくからさ！」

八百万「いえ！そんな事できませんわ！！」

「駄目です。」

それでも生徒たちは頑なに譲らなかった

「だーめ！」

まあ私も引き下がるつもりはない

相澤「A、開いてもらった俺が言うのも何だが、参加したのはコイツらの意志だ。片付けもさせるべきだろ」

「むっ…」

A組「アインが揺らいだ！」

「なら風呂から上がってきた者のみ片付けを許可する。それまでは！！」

A組「「あっ！！！」」

私は台所を鉄壁で塞いだ

そこにはケーキ以外のお皿やコップなど、大量の食器がある

「キッチン入場不可です」

相澤「はぁ…」

一度出してしまえば相澤の個性でも鉄は消えない

私はその鉄に左手で触れた

「さぁ、早く入ってきな？片付けるお皿なくなっちゃうぞ？」

私は鉄を分解し、人一人分が入れる穴を開けキッチンに入る

そしてまた、穴を右手で塞いだ

飯田「…こうなったら本気で風呂に入るしかないぞっ！」

切島「急げ！！姉貴の家庭能力は高ぇ！！」

瀬呂「ほら爆豪も行くぞ！！」

爆豪「俺に指図すんじゃねぇ、やりたきゃやらせてやらぁ」

耳郎「着替えも取りに行かないと！！」

八百万「髪の毛も乾かさないと風を引いてしまいますわ！！」

生徒たちがバタバタと風呂場へ向かった

「おもしろっ笑」

私は鉄の壁に穴を開け、その様子を見ていた

酸素取り込まないといけないしね。

カンカンカン

誰かが鉄を叩いた

相澤「A、」

「ん？」

相澤「手伝う」

「ありがと。じゃあ、お皿は私が全部ぱぱっと洗っちゃうから、拭いてもらっても良い？部屋の片付けはみんなにお願いしよう」

相澤「わかった」

私は鉄を消した