鉄の抹消Ⅲ【ヒロアカ】 (ページ18)

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黒鉄side

11月8日雄英高校５時間目

私はブラドから頼まれた通り1年B組の稽古に来ていた

B組「「ぜぇ、ぜぇ、」」

「うん！全員仮免一発で合格しただけあるね、みんな思ったより強かったよ」

目の前には死屍累々としたB組の生徒たち

ブラド「お前ら！！集合だ！」

生徒はフラフラと立ち上がり、一箇所に集まる

ブラド「アイン、講評をたのむ。」

「まず素晴らしい連携だったよ。仲間を認め合い、上手くコミュニケーションがとれてる証拠だ。連携と親和性だけでいえばＡ組越してるんじゃない？」

B組「！！」

「ただし、甘えも見られる。自分の役割が決まっているからこそ、それ以上のことに対応できないんだ。己の役割を全うすることも大切だが、それ以上が必要になってくるのが現実。経験をつめ、思考を止めるな、ひよっこ」

　
B組「「「はい！」」」

ブラド「ありがとな」

「こちらこそ呼んでくれてありがと！楽しかった！」

拳藤「全員気をつけ！！」

一人の少女の掛け声により、B組の空気が更に締まった

拳藤「ありがとうございました！」

B組「「「ありがとうございました！」」」

この統率力と団結力は眼を見張る物がある

面白いな、今年の雄英1年

「今日は1日雄英に居てるから質問あったらおいでね！」

ブラド「？ああ、そういえば今日だったな」

「うん！今日は消しゴム頭の誕生日！！」

B組女子「消しゴム？」

B組男子「頭？？」

B組脳内『消しゴム=イレイザー・頭=ヘッド』

B組「相澤先生？！！」

「内緒にしててねっ」

私は人差し指を口元に当て、B組に微笑んだ