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『言わないかんこと？』
「うん、父さんにAちゃんと遊んでるのバレてしもうた、もうこれからあんまり会えん、」
凄くショックだった。けいちゃんは直接言いたかったから良かったと言っていたが、そんなことどうでもいいぐらい、悔しくて、寂しくて、悲しかった。
『…会えんと？もう、一緒に遊べんと？』
「うん…」
『そんなん嫌や！！パパにお願いして家から出してもらえんと？』
「抜け出せるかもしれないけど、遊べる時間はないと思う。今まで遊んでくれてありがと、Aちゃん。おじさん、おばさんも俺は大丈夫やけん、色々気にかけてくれてありがとう。父さんにばれん内に帰るね」
けいちゃんがこの家から去ろうと立ち上がると父さんがけいちゃんに声を掛けた。
「啓悟君、啓悟君の気持ちはわかった、でも君が帰ろうとしとー場所は普通やなか。次、手ば出されたらウチに来なさい。約束してくれるかい？」
「…わかった、ありがとう」
けいちゃんはニッコリと笑ったあとこの部屋から居なくなった。でも、こんなところでサヨナラをしたくなかった私は目を力強くこすり、母さんの制止を聞かず家を飛び出す。
『けいちゃん！！』
「！！」
『私、毎日公園の砂場にけいちゃんにお手紙書くけん！！見れる時に見て！！約束やから！またねっ！！』
「！！！うんっ、！」
けいちゃんが私に背を向け歩きだすと、私は唇を噛み締めながら泣き出した。
『うぅっ』
「A！！」
母さんは私の名を呼び、私を抱きしめた。
『ママっ、またけいちゃんと遊べるよなっ』
「当たり前でしょ、パパとママに任せときっ、」
私は泣いたまま母さんに抱き上げられた。私の背中をぽんぽんと叩き、あやす。疲れ果てた私は母の温かさで眠ってしまった。
悲しみに暮れていた私は、家の前での交わされた父さんと母さんの会話を知らなかった。
「ママ、ちょっと行ってくる」
「うん、頼むね、パパ。」
父さんは、元ヒーローである。
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やゆよ(プロフ) - あわさん» あ、あわさん？！！大好きな作者様からコメント頂けてとても嬉しいです！“雄英のユーレイ”大好きです！！ありがとうございます！！ (3月29日 21時) (
レス) id: 1a6e7a7e08 (このIDを非表示/違反報告)
あわ(プロフ) - ああもうほんっとに！！高評価一回じゃ押し足りない！！ (3月29日 21時) (レス) @page47 id: 62a4013b15 (このIDを非表示/違反報告)
やゆよ(プロフ) - ゆあさん» コメントありがとうございます！全力で頑張ります💪 (3月24日 21時) (レス) id: 1a6e7a7e08 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - めっちゃ面白いです（ ; ; ）投稿頑張ってください (3月24日 20時) (レス) @page23 id: ce509c1850 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やゆよ | 作成日時：2024年3月17日 9時
