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この日を境に、ポピー君改め、けいちゃんは数日に一度私に会いに来るようになった。
『けいちゃんいらっしゃい！ようこそママとパパのお花屋さん、カラタチへ！』
「お、おじゃまします…」
母さんと父さんはものすごく驚いていた。でもけいちゃんと遊ぶことに何もいわなかった。
けいちゃんは最初こそ気まずそうで、ぎこちなかったけど、どんどん慣れていく内に、、、
「Aちゃん、足元に虫おる」
『わ！ほんとだ！虫さんもお花の匂い好きなんやろうか？』
「かもしれんね」
私の名を呼び、気軽に話してくれるようになった。
花に囲まれたこの空間で聞いてくる。
「Aちゃんが一番好きな花ってどれ？」
『全部すき！！』
「えぇ、、」
『だって皆キレイでかわいくてかっこいいんだもん！！私の将来ん夢はママたちと一緒にここでお花屋さんばすること！』
「お花と同じぐらいママとパパも好きなんやなあ」
『うん！大好き！』
悪意のない純粋な笑顔を振りまいていた私は、もちろん彼の家庭環境を知っているわけも無い。
このとき、けいちゃんがどう思っていたのかなんて分からない。でも、彼が何度も足を運んでくれていたということは、嫌な気持ちにはならなかったのかなって思ったり、思わなかったり。
とある日、私がもう寝てしまっていた夜も遅い時間のこと。リビングから何やらドタバタ騒がしい物音が聞こえ、目が覚める。
ゆっくりと体を起こし目をこすりながらリビングへ向かうと、そこには母さんと父さん、上の服に腕を通しているけいちゃんがいた。
そして少しだけ見えたけいちゃんのお腹を見て、今まで寝ていたことなんて忘れて喫驚した。
『ど、どげんしたんそれ！！』
頬には大きな紅葉、上半身には赤紫や青、黄色の痣。あまりにも痛そうだったそれに、何故か私の涙が出てきた。
「転んだだけやけん大丈夫、」
けいちゃんは優しい顔で私を宥めた。でも、そんなもので涙は引っ込まない。私はけいちゃんの手を両手で包んだ
『大丈夫じゃなか、、痛かね、病院行こ？』
「ほんとに大丈夫。…Aちゃん、遅うに来てごめん。今日はAちゃんに言わないかんことがあって来たんや」
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やゆよ(プロフ) - あわさん» あ、あわさん？！！大好きな作者様からコメント頂けてとても嬉しいです！“雄英のユーレイ”大好きです！！ありがとうございます！！ (3月29日 21時) (
レス) id: 1a6e7a7e08 (このIDを非表示/違反報告)
あわ(プロフ) - ああもうほんっとに！！高評価一回じゃ押し足りない！！ (3月29日 21時) (レス) @page47 id: 62a4013b15 (このIDを非表示/違反報告)
やゆよ(プロフ) - ゆあさん» コメントありがとうございます！全力で頑張ります💪 (3月24日 21時) (レス) id: 1a6e7a7e08 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - めっちゃ面白いです（ ; ; ）投稿頑張ってください (3月24日 20時) (レス) @page23 id: ce509c1850 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やゆよ | 作成日時：2024年3月17日 9時
