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ヒーロー全員を病院に向けて送り出すと、撤去作業の片付けが始まった。だが私は、、
「枸橘さん、追加で花育ててくれてたんやろ？片付けはするからちょっと休んどき」
と、どこかの看護師長さんのような方がお休みをくれたので、片付けの邪魔にならないよう後方援助本部の入口前でちょこんと座る。
ふぅっと息をつき、空を見上げればきれいな三日月が浮かんでいた。
『きれか月やなぁ…』
皆、見てるのかな
この煌めく三日月を。
「貴方が“ひまわり”さんか？」
突然後ろから話しかけられたことに驚き、“わっ！”と声が出る。
振り返ってみると全身真っ黒、というか真っ黒な鳥というかなんというかよくわからないフォルムのヒーローが居た。
「驚かせてしまってすみません…」
『だ、大丈夫ですよ！久しぶりに“ひまわり”って呼ばれたもんでびっくりしちゃって、、あの、貴方は？』
「俺は雄英高校ヒーロー科1年、まだ仮免ですが“ツクヨミ”と申します。ホークスの下でインターンをさせてもらっていた者です」
『あ、、そう言えばいっときホークスが誰か抱きながら飛んでるって話題になってたことあったけど、君か。どうかした？』
「ホークスに貴女がまた無理して熱出してないか確認して来いと…」
『…ホークスにパシリにされてるの？』
「…少し自覚はあります。」
『ふふっ、そっか笑』
最近の男子はカワイイな。
『一つホークスにお使い頼んでもいい？』
私はポケットから前回と同様、お守りにしていたユーカリを取り出した。
『これ、渡してちゃんと食べるところまで見ててほしいの。どうせ今回も羽根燃やしたりしてるんだろうから。“治すスピードも最速で”って言っといてもらえる？』
「了解した。」
ツクヨミは受け取ったユーカリをぎゅっと握り、バツの悪そうな表情で聞いてきた。
「…ホークスが無事か気にならないのですか？」
慕われてるんだね、ホークス。私はふっと微笑んだ。
『死んでたら彼は君を寄越さない。死んでないならいいよ、』
「！！なるほど。…必ずホークスにこれを食べさせます。」
『よろしくお願いします、ツクヨミくん』
私は礼儀正しく挨拶をし、去っていくツクヨミを微笑みながら見送った。
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やゆよ(プロフ) - あわさん» あ、あわさん？！！大好きな作者様からコメント頂けてとても嬉しいです！“雄英のユーレイ”大好きです！！ありがとうございます！！ (3月29日 21時) (
レス) id: 1a6e7a7e08 (このIDを非表示/違反報告)
あわ(プロフ) - ああもうほんっとに！！高評価一回じゃ押し足りない！！ (3月29日 21時) (レス) @page47 id: 62a4013b15 (このIDを非表示/違反報告)
やゆよ(プロフ) - ゆあさん» コメントありがとうございます！全力で頑張ります💪 (3月24日 21時) (レス) id: 1a6e7a7e08 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - めっちゃ面白いです（ ; ; ）投稿頑張ってください (3月24日 20時) (レス) @page23 id: ce509c1850 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やゆよ | 作成日時：2024年3月17日 9時
