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「もう一つ報告があるわ」
『報告？』
「貴方が倒れているのを発見したとき、店の商品は全て床に落ち、踏み潰されていた」
『なっ！！』
「できることはしてみたのだけれど、花の知識がある者は少なかった。ダメになってしまったものも多い。」
突然、胸の奥からどす黒い感情が湧いてくる。言葉にならないこの気持ちはどこへぶつけていいのかわからない。気づけば爪が肉にめり込むほど拳を握りしめていた。
『犯人には…スノードロップを送ってもお釣りが返って来そうです』
たかが一般人が言葉に殺意が込められることはなく、ただその言葉には憎悪と花への悔恨が乗っていた。会長はそんな私を見つめながらも、淡々と話を続けた。
「警察の捜査もあるし、店を開けるにはしばらく時間がかかる。そこで店を再開する前に頼みたいことがあるの。」
『頼み？』
「ええ、今回の“打ち合わせ”で頼もうと思っていたことよ。」
『それは、、それをしている間は店を休まないといけないということですか』
「そうよ」
心がスンッと冷えた。あぁ、この人はあくまで公安委員会の会長なんだ。私の、花屋の安否なんてどうでもいい。ただ私の“個性”が使いたいだけなんだ。
会長からしたら今回の件も都合が良かったのかもしれない。だからこんなにも淡々としているんだ
ふと気づいた。
自分の都合ばかりで考えていることに。
だが、それに気づいても嫌な感情ばかり湧いてくる。
そんな自分にも嫌になる。
だがその“頼み”を聞いた途端、さっきまで抱えていた嫌な感情は恐怖と驚きに染まった。
「内容はこちらで用意する施設で葛の花を育てること。期日までに、できるだけ多く。それと“ユーカリ”は作れるかしら」
『！！！ユーカリ、ですか』
ユーカリ、丸みのあるの緑の葉がカワイイと人気である植物。主な花言葉は“追憶”“新生”
“再生”
“治癒”と“再生”をもつ植物の大量生産とは、ただならぬことが起きるに違いない。
多くの負傷者、いや、死傷者が出るようなことがこれから起きる。
気づいてしまったが最後、肝がヒュッと冷えた
私は、、いや日本は、、とてつもなく大きな悪意に立ち向かおうとしているのかもしれない。
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やゆよ(プロフ) - あわさん» あ、あわさん？！！大好きな作者様からコメント頂けてとても嬉しいです！“雄英のユーレイ”大好きです！！ありがとうございます！！ (3月29日 21時) (
レス) id: 1a6e7a7e08 (このIDを非表示/違反報告)
あわ(プロフ) - ああもうほんっとに！！高評価一回じゃ押し足りない！！ (3月29日 21時) (レス) @page47 id: 62a4013b15 (このIDを非表示/違反報告)
やゆよ(プロフ) - ゆあさん» コメントありがとうございます！全力で頑張ります💪 (3月24日 21時) (レス) id: 1a6e7a7e08 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - めっちゃ面白いです（ ; ; ）投稿頑張ってください (3月24日 20時) (レス) @page23 id: ce509c1850 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やゆよ | 作成日時：2024年3月17日 9時
