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「っなんだこれは！！どうしてこんなに店が荒れてるんだっ、ハッ！大丈夫ですか！」
「救急車呼べ！会長にも報告しろ！」
「枸橘さん、枸橘Aさん！！」
ゆっくりと目を開けると、不規則に虫の食った穴のようなトラバーチン模様の天井と閉ざされた淡い色のカーテンが見えた。
「おはようございます、大丈夫ですか」
そう言ってスーツ姿の金髪オールバックの女性が私の顔を覗き込む。
「ここは病院です。貴方は昨日の朝、店で倒れているところを発見されました。何があったか話せますか？」
私は小さく頷くと、ゆっくりと痛む体を起こす。
『貴方が直々にいらっしゃるなんて…ご迷惑をおかけしてすみません、“会長”』
「いいえ、貴方が約束の時間に来なかったことなんてないもの。今回は事情が事情よ。」
この人はヒーロー公安委員会会長。会うのは私が協力者になると応じたとき以来であり、二度目だ。
まさかただの一協力者が襲われただけでヒーロー業界のトップ権力が出てくるなんて…
「何があったの」
『えっと…友人との外食から帰ってきて、鍵を開けた瞬間頭を殴られて…』
一瞬、彼の名前を出して良いのか悩んだが、ヒーローを束ねる立場であるこの人がNo.2ヒーローの本名を知っていないわけがない
話してもいいか…
『“鷹見啓悟”を知っているかと言われました。…実はホークスとは幼少期に少しだけ親交があるんです。彼の親の事もあって、小学校に入る前に別れましたが…』
「…それで、話したの？」
『いえ、話してません』
「懸命な判断ね。…No.2ともなると恨みを買うことも少なくない。私達も調べてみるけど、わかって頂戴」
“わかって頂戴”
この言葉に2つの意味を感じた。
“ホークスを狙うやつは多いから仕方がない。”
“これ以上こちらに踏み込むな。”
本当はなぜ彼が狙われているのか気になって仕方がない。彼に危険な目に合ってほしくない。でも、ただの“協力者”である私にはそれに頷くことしかできなかった。
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やゆよ(プロフ) - あわさん» あ、あわさん？！！大好きな作者様からコメント頂けてとても嬉しいです！“雄英のユーレイ”大好きです！！ありがとうございます！！ (3月29日 21時) (
レス) id: 1a6e7a7e08 (このIDを非表示/違反報告)
あわ(プロフ) - ああもうほんっとに！！高評価一回じゃ押し足りない！！ (3月29日 21時) (レス) @page47 id: 62a4013b15 (このIDを非表示/違反報告)
やゆよ(プロフ) - ゆあさん» コメントありがとうございます！全力で頑張ります💪 (3月24日 21時) (レス) id: 1a6e7a7e08 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - めっちゃ面白いです（ ; ; ）投稿頑張ってください (3月24日 20時) (レス) @page23 id: ce509c1850 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やゆよ | 作成日時：2024年3月17日 9時
