表の俺と裏の君。【ホークス】 (ページ7)

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*

数時間後、警察庁。

「さっきのはどういうことかな」

『目標を始末しました』

あまり人が通らない通路にある部屋に居るのは俺と血を洗い薄く石鹸の匂いを漂わせるミスリー。

少々威圧的だか致し方あるまい

「なぜ殺した」

『“ヒーローがヴィランと通じていた”という事実はこの社会にいつか破滅をもたらすからです。』

「…殺せと言われたら殺すのか」

『はい』

「死ねと言われたら死ぬ気か」

『死ななければならない理由があるのならば。』

「っ、」
　

この子はっ、、

『そのような顔をしないでください』

なに？

『貴方はヒーロー、私はヴィラン。表の貴方と裏の私。私はそう習って生きてきました。何も問題はありません。』

問題無い？

大アリじゃないか、、

「…俺のサポートって言ったよね」

『はい』

「じゃあ」

俺は彼女に詰め寄り壁側に追い込む

「どこまでお世話してくれるのかな？」

耳元で囁やきチュッと首筋に吸い付く、シャツを捲ってそっと顕になった腹部に触れた

今すぐ押し返せ

ビンタをしてでも俺を突き放せ

断われっ！！

『貴方がそれをお望みならば私は従います』

「！！」

『私が会長から賜った命令はモニターを見せられ“この人物のサポートをしろ”です。モニターにはあなたの顔写真、そしてホークスという名と鷹見啓悟の名がありました。つまり公私ともにあなたのサポートを指示されたのです。』

「なにしてんだよ、、」ボソッ

俺は彼女の服を丁寧になおし、彼女から離れる。

「ごめん。これからよろしくね、Aちゃん」

俺は何故か笑っていた。