表の俺と裏の君。【ホークス】 (ページ4)

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もちろん表情には出していないが、俺の心は突然のことに戸惑っていた。

彼女は霞流(かすばた)A。元公安、、いや正式には公安ではないが、俺と似たような環境に置かれていた人物。

彼女が姿を消す日まで、俺のサポート係だった子だ。

どうして…

『あら？ホークスじゃない？もう顔合わせしてよかったの、荼毘？』

荼毘「さぁな。」

するとトガヒミコは彼女に走ってだきついた

トガ「遅いです…」

『遅くなっちゃってごめんね、ヒミコちゃん』

Aちゃんは甘えるトガヒミコの頭を撫でる。

Aちゃんは公安から抜け出して連合に居たのか？なぜ？どうして？どうやって？

そもそも会長はこのことをしっているのか？

『ホークス』

動き続ける思考は彼女の一言で止まる。俺は鷹のように刺すような視線を向けた

「…久しぶり、って言葉が一番かな？」

『ふふ、そうね』

荼毘「なんだ知り合いか？」

『2年前だったかしら、かなり前になるけど一度彼に捕まりかけたの』

彼女は不敵に笑う。

荼毘「なるほどな」

あぁ、嫌だ

こんな場所で再会なんてしたくなかった

『そうそう、荼毘、今からいい？少し話したいことがあるのだけど』

荼毘「分かった。お前らホークスのことよろしく頼むぜ？」

「…」

俺は二人が出ていく後ろ姿を見送ることしかできなかった。