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分倍河原は再び地べたに転がされる
トゥワイス「オメェ等はヒーローなんかじゃねえ、いつもそうだっ、誰も彼もあぶれた人間は切り捨てられる、」
トゥワイス「ミーちゃんはな、自分のねぇちゃんが俺のせいで死んでも、俺を抱きしめてくれたんだっ。トガちゃんなんか俺をハンカチで優しく包んでくれるんだ。なぁ、知ってんのかよ、、これで二度目だ、俺またみんなを陥れた。トガちゃんはもう、俺を包んでくれないだろうなっ、でもいい、、俺はただ皆の幸せをまもるだけだ！」
俺が彼の体に刃を突き立てようとしたとき、ゴォォォッと後ろから青い炎が追い迫る。かろうじて直撃は避けたが、避けた先で炎の主に頭を踏まれた
「がはっ」
荼毘「俺に気づいてなかっただろ、絆されてんじゃんか、ミスってんじゃんかヒーロー？」
トゥワイス「だ、荼毘」
荼毘「トゥワイスお前は何も悪くない悪いのはいつだってヒーローだ。そうだろっ？！」
荼毘はここら一帯を飲み込むような勢いで炎を展開。俺は分倍河原を抱え危機一髪炎を逃れた。だが、羽は無事ではない
荼毘「武器がだいぶ減っちまったなあ」
「仲間も燃えるとこだったぞ」
荼毘「大丈夫、ヒーローってのはとっさに人命救助しちまうもんだ」
「皮肉が冴えてるねぇ、俺が裏切るのがわかってたかのような勢いだったけど、もしかしてバレてた？」
荼毘「ばれるも何も、ハナから信じちゃいねぇ」
…焦げた羽じゃ威力減。個性の相性最悪の上に狭所。役満だな
なら目的遂行最優先。
俺は分倍河原を運び出そうとしたが、分倍河原は逃げ出し分身で俺をホールドする
「動くなって！！」
トゥワイス「荼毘！燃やせ！！」
再びとてつもない炎が俺を襲った。だが俺はそのまま建物内から出て、ぐるっと周り部屋の入口に急ぐ。
外に出て仲間を助けようとする分倍河原を視界に捉えたが、、
トゥワイス「どけやァァァ！！」
荼毘「鷹見啓悟！」
俺は自分の本名を知られていたことに驚き、攻撃の一手が遅れてしまった
トゥワイス「みんなを守らなきゃっ、守れっトゥワイスっ、受け入れてくれた恩を仇で返して終わるんじゃねぇ」
部屋から出たトゥワイスは、一体の己の分身を出し仲間の元へ走らせる。
そして俺は、
分倍河原仁を殺した
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作者名：やゆよ | 作成日時：2024年3月2日 14時
