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相澤side
Aが病院に行った
17時には病院を出られると言っていたが、一向に帰ってこない
現在19時
「ん…」トントントン
山田「Aが心配なのはわかるけど、落ち着けよ。ずっと腕組んで指トントンしてキツツキにでもなるつもりか」
「誰がキツツキだ。」
山田「連絡したんだろ？」
「帰ってこない」
山田「あちゃー」
ミッドナイト「Aちゃんだって子供じゃないんだから、迷子になったりしないわよ。貴方、やらないといけないことはもう残ってないの？」
「今日の分は全て終わらせてます」
山田「昼休み、飯も食わず作業してたのはそれか」ボソッ
ミッドナイト「Aちゃんを出迎えるためなのね。愛が深いわ〜」
「茶化さないでください」
俺は風呂にも入らず、Aを共有スペースで待ち続けた
時刻は21時を回る
「遅い、」
山田「…流石に心配だな」
「迎えに行って、」
ガチャッ
その瞬間、ドアが開いた
黒鉄「ただいま、、遅くなってごめん」
「！！！」
山田「なっ、」
Aの姿は、朝とは比べ物にならないほどにやつれていた。
「大丈夫か！」
俺はAの下へ駆けつける
黒鉄「前回よりやばかった、地獄どころじゃないや、笑笑」
「ん、、」
もっと速く迎えに行っておけば良かったっ
黒鉄「相澤、ごめん、ちょっと支えて…」スッ
Aは足元から崩れ落ちる
「A！！」
俺はAの肩を支え、ソファに寝かせた
黒鉄「あー。まじで死んだかと思った。」
山田「どんな治療受けてきたらそうなんだよ」
黒鉄「ありえないほど強い電気痙攣療法。」
「それ大丈夫なのか」
黒鉄「ドクターが言ってたし大丈夫でしょ。ちゃんとインフォームド・コンセントは守ってくれてるし。」
ミッドナイト「Aちゃん、水飲める？」
黒鉄「いただきます。あ、ストローも刺さってる。先輩気遣いの天才ですね」
ミッドナイト「ありがたいけど、そんなこと言ってる場合じゃないでしょ」
「お前明日の授業休め」
黒鉄「ダイジョブダイジョブ。あ、ソファの確保ありがとね」
「…今は休んでくれ」
黒鉄「ははっ、見るに耐えないか。30分寝る。起こしてね」
Aは一瞬で眠りに落ちた
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作者名：やゆよ | 作成日時：2023年11月5日 17時
