45 ページ45
相澤side
「Aの母親？」
グラントリノ「ああ」
山田「Aは親に捨てられて、施設で育ったって…」
グラントリノ「恐らく捨てられてはおらん。グレースはアインを守るために個性を使ったただけだ」
塚内「彼女の個性なら可能だな…」
「グレースって、誰なんです」
グラントリノ「学生時代、儂の二つ上の先輩じゃった」
山田「グラントリノの先輩？！」
塚内「そうだったのか！！」
グラントリノ「いちいち反応してたら日が暮れるぞ、黙って聞いとれ」
〜グラントリノ 回想〜
あれは儂がまだ高校生の頃の話
グレースとはインターン先で出会った。
彼女は高3、儂が高1の頃
初めて会ったときはその美貌に驚いたさ
グレース「あ、君が新しいインターン生？」
「！！」
きれいな金髪を靡かせ、炎のように赤い瞳、美しいがどこか切なさを感じる麗しさ。
グレース「グラントリノだよね？よろしく！」
「お願いします」
グレース「グラントリノ、本名は？」
「酉野空彦。」
グレース「…なら酉ちゃんね！ヒーローのときはトリちゃんで！」
「？？」
こんな感じだが、ヒーローとしての彼女は完璧だった。
一度敵と出逢えば、
グレース「雷槍！」
ドカーン！
敵「ぐぁぁぁっっ」
雷を落とし、敵を撃退。
グレース「皆さん無事ですか？」
街の人「ありがとうグレース！」
子ども「うわーん(泣)」
グレース「怖かったね、もう大丈夫！」
街の人「痛た…」
グレース「大丈夫ですか！今直しますね、ヒール！」
街の人「治った！」
グレース「お元気になられて良かったです！」
愛想も良く、切なさのある顔付きからは考えられないほど明るい笑顔を皆に向けた
まるで太陽のようだった
一部の人には女神とも称された
それがヒーロー、グレース
個性 恩恵
彼女はなんでも出来た。
天を操ることも、傷を癒やすことも、未来をみることも。
彼女が心から願えば、必ずそれは叶う。
とある条件を引き換えに、、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 44人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：やゆよ | 作成日時：2023年11月5日 17時
