鉄の抹消Ⅴ【ヒロアカ】 (ページ38)

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ホークスside

あの戦いから3日。

俺、エンデヴァーさん、ベストジーニストさんは3人で会見を開いた。

エンデヴァーさんは自身の家族の過去をとうとうと語り、

俺は隠していた父のことを謝罪し、トゥワイスの殺害を認めた

記者「社会の不安を取り除け！敵を全部片付けろ！それが！それが、、」

エンデヴァー「仰るとおりです。それが、今、エンデヴァーにできる償いです。」

その後ジーニストさんからから避難所の説明が入る

雄英高校などヒーロー科の学校を避難所として開校し、守る範囲の削減。

守れるヒーローがいないんだ、致し方ない

記者「先の見えない避難所生活なんて納得できるか！」

エンデヴァー「先を見るためです。避難も不安も私だけに向けて欲しい。これから命を張るもの達にではなく、皆で俺を見ていてくれ」

これで、会見が終わるかと思われた。

記者「すみません」

手を挙げる記者が１人

ジーニスト「どうぞ。」

記者「アインは、どこへ行ったのですか」

ジーニスト「…」

記者「荼毘の告発があったあと、根も葉もない噂が“また”飛び交っていますっ」

その記者は震えていた

記者「私はアインが守ってきてくれた街で生まれ育ちました。彼女が帰ってきてくれたときはどれだけ嬉しかったことかっ！私には、どうしても彼女の笑顔が偽物だったとは思えませんっ！！説明を求めますっ」

ジーニスト「…彼女は、」

「ジーニストさん、ここは俺が」

ジーニスト「ん、、」

俺はマイクに声を通す。

「アインは崩壊に巻き込まれたあと見つかっておらず、目撃情報もありません。」

記者「っ、、」

「彼女については不透明な事実が多く、現在調査中です。必ずお伝えします。なので少しお待ちいただけると幸いです」

アインさん、俺は貴方にひどい仕打ちをしました

なにが“一緒に考える”だ。

俺は綺麗事を並べるだけ並べて、アインさんを殺したに等しい

九州での事件、荼毘が言っていた“脳無の性能テスト”はアインさんも含まれていたんだ

気付ける要素はあった

でも気付けなかった

俺がもっと速く気づいていたら、もっと速く対処していたら、、

黒鉄[共に歩んでほしい。そのための信頼を、私が私である限り他のヒーローとともに築いていくから。]

…アインさん、今貴方がここに居るなら

どうしますか