鉄の抹消Ⅴ【ヒロアカ】 (ページ31)

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相澤side

タッタッタッ

逃げ切れるかっ、、、

リューキュウ「乗って！！」

「くっ、」

俺はリューキュウの爪に捕縛布を巻きつけるが、ハイエンドに足を掴まれ引きずられる

ビリビリ

まずい、捕縛布がっ

ハイエンド「ぬぉぉぉぉぉ」

「くっ」

シャキン！！

突然、足にしがみついていた重いものがなくなった

「クラスト！！！！！」

クラストが自らを犠牲にし、俺を助けてくれた

それでも、俺達は止まれない

どんどん外へ退避する

地上への光が見えた。

だが、、

グラントリノ「まずい、ヒビがすぐそこまで来とる」

エンデヴァー「このままではっ」

そんな焦りと不安に駆られた

その時だった

？「皆!急いで!!」

「はっ、！」

光の向こうから聞こえる、この声は、、、

黒鉄「色々ご迷惑おかけしました！！笑」

山田「アイン！！」

リューキュウ「アインも乗らないと！巻き込まれる！！」

エンデヴァー「アイン！リューキュウに乗れ！！」

黒鉄「了解です！」

エンデヴァーやグラントリノはAを素通りしていった

リューキュウ「イレイザー、アインを！」

「アイン！！手を伸ばせ！！」

俺はAに手を伸ばした

あと少しっ！！

あと少しでAにっ、

スッ

「A!!!!」

Aは俺の手を取らなかった

リューキュウ「どうしてっ！！！」

黒鉄「誰かがこの崩壊を数秒でも止めないと、皆逃げ切れないでしょ？最後ぐらい、いい格好させてよね！笑」

そう言うとAは崩壊と正面から向き合い、膨大な鉄で崩壊を相殺し始めた

ロックロック「無茶だ！！」

山田「グラントリノ！！」

グラントリノ「今戻ったら確実に死ぬぞ！！！」

エンデヴァー「アイン」ボソッ

どんどん離れていく、どんどん小さくなっていく

さっきまで手が届く所にいたAが、どんどん遠くなっていく

もう手を伸ばしても、届くことはない

また、届かないっ

Aが鉄の創造を止めこちらに向き直した

鉄分が切れたか？！

駄目だ、

逃げろ、

そこにいてはいけないっ！

黒鉄「相澤！！」

「くっ、」

黒鉄「―――――」

「っAー！！！！」

黒鉄「ばいばい！笑」

Aはいつもの笑顔と共に、崩壊した瓦礫に巻き込まれ

視界から消えた。