鉄の抹消Ⅴ【ヒロアカ】 (ページ4)

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黒鉄side

雄英に来て1週間経った

今は放課後。

私は事務所の仕事をしていた

ソファには座らず地べたに三角座りしながら、テーブルにPCを置いて作業している

ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶ

山田「猛スピードでタイピングしてる…」ボソッ

ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ、カチッ！

「よし、終了！次！」

次は私が見た生徒たちの報告書作成。

今後の授業の方針を考えるために、担任と生徒の現状を共有するためのものだ

「むむっ、、」

これが意外と難しい

一通り書いてはいるんだけど納得いかない

「んー…」

相澤「どうした」

ソファの後ろから相澤が話しかけてくる

「自分の語彙力と葛藤中」

相澤「お前の頭と戦っても何も生まれないだろ」

「ひどくない？」

相澤「見せてみろ」

相澤は私のPCを横から覗き込む

いつの間に横に来たっ！？

「顔近いな//」ボソッ

相澤「なにか言ったか？」

「いえ！なにも！」

相澤「報告書か、」

「うん。以前のログとか今までのデータで生徒の情報は把握してるんだけど、文字に起こすとなんか違うなって。」

相澤「ちゃんとログ見てるんだな。」

「じゃないと個性どんな感じで使ってるかとか分かんないし…」

相澤「そうか。例えばだがここはこうして、これはこうで――――」

相澤先生による報告書書き方講座と推敲が始まった

「あー、じゃあこの内容はこっちの表現のほうが良いか」

相澤「そうだな」

「ありがと！」

相澤「おう。」

ガタッ

後ろから物音がした

山田「ちょ、先輩、今はそっとしとかないと」コソッ

ミッドナイト「見物ぐらい良いじゃない！」コソッ

相澤「何です」

ミッドナイト「な、なんでもないのよ？？気にしないで？」

「？？」

相澤「…！あんたらまたですか」

相澤は私から離れて２人のところに行ってしまった

山田「いやいや、こんな所で二人で…」

相澤「そんなのじゃないって言ってるでしょ」

ミッドナイト「いやいや―――」

ま、楽しそうだからいっか

コンコンコンコン

「はーい」

生徒かな？

私は扉を開ける

「あ、爆発君じゃん」

爆豪「爆豪だ！！！」