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相澤side
俺は山田の部屋に行った
お互いに口を開かず、暗く冷たい空気が流れる
山田「なーんてな！！」
「マイク、？」
山田「俺、塚内さんたちの言ってること信じてねーよ？あいつが脳無だなんてふざけた話じゃねーか！」
「おい、」
山田「そもそも、あんなに意思を持つ脳無だなんて、、、、」
「おいっ」
山田「みーんな考えすぎなんだよ！もっとポジティブに、」
「山田っ！！」ガシッ
俺は山田の両肩を強く掴んだ
山田「っ、、」
「無理するな」
山田「…たかったんだよ、」
「ん、、」
山田「さっき掴んだAの手、、、ありえねぇほど冷たかったんだよっ(泣)」
「っ！！」
山田「どうしても信じたくなくて、離れていっちまう気がして、咄嗟に掴んじまった、、なんだよ、、白雲だけじゃなくてAもって、、どんな冗談だよっ、」
「…」
山田「俺は、、ダチが傷つくのは、もう、懲り懲りだっ」
「…俺もだ。だから、必ず！！殻木を捕まえる！！」
山田「…相澤、、お前もそろそろ本心言ったらどうなんだよ」
「…なに」
山田「ずっと、気持ち悪ぃ顔しやがって。心当たりありすぎる顔じゃねぇか」
「何いってんだ」
山田「塚内さんが言ってたAのこと、心当たりあるだろ、、」
心当たり？？
そんなの、あるわけ、、、
黒鉄[あ、ごめんごめん猫舌だったね笑]
文化祭のとき、Aはあの熱々のたこ焼きを何も言わずに食べた
切島[って冷た？！]
八百万[今すぐ温かいスープを！！]
黒鉄[全然大丈夫だよ笑]
クリスマスのとき、切島に手を引かれた時もそう言っていた…
黒鉄[このストール、触り心地も付け心地も最高なの！私のお守り！]
毛布をかけたときも
黒鉄[ありがと]
そう、あいつは今まで、“温かい”も“冷たい”も、温度に関することは一度も口にしていなかった
それに実際、俺があいつの手を取った時、人の体温を感じた記憶は、、、
「っ、、！！」
山田「相澤！！！」
俺は部屋を飛び出し、自室に戻った
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作者名：やゆよ | 作成日時：2023年11月5日 17時
