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NO side
その後、塚内は更に“アイン”のことを話した
おそらくこいつが、黒鉄Aに潜む何者かの個性因子なのだ、と。
結論、Aは黒霧と同様、脳無でハイエンド。既に死んでいる可能性が高いということだ。
空気はまるで葬式だ
ロックロック「けっ！俺はアインが嫌いだ。クッソ生意気なんだよ。いつも澄ました態度しやがって…」
マンダレイ「ちょっと！」
ロックロック「でもよ、、治崎の件が片付いた後、家に荷物が届いたんだ、、メッセージカード付きでな」
黒鉄[遅くなりました。ご出産おめでとうございます。３人で、どうか末永くお幸せに。]
ロックロック「ガキの分と、俺達のお揃いのキャップだった。あいつはな、、クソほどいいヤツなんだよっ。なんで、なんでアインなんだよっっ！」
ロックロックは心底悔しそうで、悲しそうだった
リューキュウ「…ナイトアイのお葬式の後、アインはインターンに来ていた学生と私達をご飯に連れて行ってくれました。ファミレスでした。」
黒鉄[これもおいしい。みんなも食べなよ！ほらリューキュウも！！]モグモグ
リューキュウ「常に私達と学生の間を取り持ち、明るい笑顔で場を盛り上げてくれた。1人のヒーローとして、人間として、尊敬している人ですっ、、」
後ろ髪を引かれる気持ちだろう
誰もその笑顔の裏に苦しみが隠れていることに気付けなかった
それほどアインの隠し方が完璧だったのかもしれない
塚内「だからこそ、今回の作戦は極めて重大になってくる。必ず殻木を捕まえて話を聞き出さなければならない。二度と同じような犠牲者を出してはいけない。みんな、すまないが切り替えてくれ、それがヒーローと警察の仕事であり、1人の同僚に手を差し伸べることになる。」
多くの者が、再びヒーローとしてその場に立った
その事実を受け止めきれない者
無力さに苛立つ者
希望を持つ者
様々な思いを抱え、心の内に小さく、だが膨大に炎を灯す。
この戦いは、何がなんでも勝たなくてはいけないのだ
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作者名：やゆよ | 作成日時：2023年11月5日 17時
