be my love…4

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臣side




臣: やっぱそうだよな…。



隆: じゃなかったら、臣に電話なんか
しねーだろ(笑)


臣: なんかちょっと言い方失礼じゃね？(笑)



隆: つい(笑)あ、臣まだ仕事あるんだっけ？




臣: おう。だから死ぬほど行きたくても
行けないわけ。



隆: わかった。なら、(人1)ちゃんになんで
電話したのか遠回しに聞いてみるよ(笑)




臣: え？マジで？サンキュー隆二！









隆二が遠回しに聞けるはずもなく
ストレートに聞くんだろうなぁ…ってのは
すぐわかったけど(笑)


とりあえず、(人1)ちゃんが俺に
電話してきた理由が後日分かることになり

どっかに飛んでいた意識を仕事に集中させた。









あいつ酔うと、無意識に可愛いことしたり
甘えたり、泣いたり、寝たり…


ほんっと忙しいからな…。




そんな可愛い所他のやつに見せたくなかった。

行けるもんなら俺がすぐに迎えに行って
" 楽しかった？ " ってお帰りのキスをしたい。





そんな事叶わないけどね。




できれば仕事を抜けて迎えに行きたいけど
なんてことは許されなくて。
行きたい気持ちをグッと押し殺して、
次の現場に向かうしかなかった。









カメラマン: いいね〜さすが登坂くん！



臣: からかってるっしょ(笑)
久しぶりに呼ばれたわ、登坂くんなんて(笑)



カメラマン: あ！今のすごい良い顔！オッケー！
よし！終わろう！お疲れ様でした〜〜！！！



臣: お疲れ様です〜！スタッフの皆さん
遅くまでありがとうございました！






カメラマン: あっ、臣ちゃん。
そいえばLAのデータがやっと出来上がったよ！


臣: え？もう？早っ(笑)全部送って？



カメラマン: 送るんだけどさ〜、まぁ。(笑)


臣: なになになに！(笑)その顔怪しい。
ニヤニヤして怖いんだけど(笑)



カメラマン: それがね…。ほんと世に出さない
なんて勿体無い程良い顔してたの。
ビーチのカット。編集しながらニヤけた。笑






そう言いながら1番お気に入りの
一枚を携帯から見せてくれた。



カメラマン: 俺のお気に入りはコレ！！
決してAちゃんの顔は見えないけど…
伝わるでしょ？見えるでしょ？
どんな顔してるか。いいわ〜〜コレ！






LAのサンセットを見ながらビーチを
手を繋ぎながら歩く2人とその影が
砂浜にシルエットになって写っていた。




カメラマン: いいっしょ？(笑)






臣: …ヤバイねこれ。///









あの時の事を思い出し急に顔が熱くなった。

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