be my love…4

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(人1)side




この子がいま抱えてるのは本当に
本当に大きな恋の病で…。




気づけば机に広がるジョッキとグラス…
女子の飲む量じゃないのは、確か。(笑)






女子会も進み、私がトイレに立って
帰ってくるといろんな疲れが溜まった
Aが、スヤスヤ寝ていた。


この子の強がりな所をちゃんと
見抜いて気にかけてくれる優しい人と
付き合ってほしい。そう思った。




(人1): A〜〜？！！、起きて？！




もちろん呼んでも彼女は、絶賛夢の中。


助けを求めるしかなかった。


元カレ？…違う。
友人？…こんな時間に来るわけない。
お兄さん？…家庭がある。
先輩？…ツアー中だ。






(人1): 頼るしかないか……。





1本の電話をかけた。






ーprrrー




(人1): …！お疲れ様です！(人1)です！



臣: お〜！(人1)ちゃん！珍しい(笑)
こんな時間にどした？





(人1): 臣さんまだお仕事中ですよね…？



臣: うん。プリプロ終わって21時から撮影残ってる。どしたの？




(人1): あ、なら大丈夫です！なんでもないんで！
すいませんお忙しい時に…！


臣: ねぇ！なんかあった？大丈夫？


(人1): 大丈夫です！お疲れ様でした！









出て欲しかったけど

やっぱり臣さんはまだ仕事…。







(人1): お願い出て〜。あたし担いで帰るとか無理〜
腰痛持ちなんだから…。




こうなったらもう、あの人しかいないわけで。








ーprrrー








岩: …はい！



(人1): すいません、(人1)です。お疲れ様です！



岩: おぉ！珍しい人から(笑)どした？



(人1): 岩ちゃんもう仕事終わりました？


岩: うん！終わって家だけど？俺まだあった？笑



(人1): いや…そうじゃなくて…。実はAと
飲んでたんですけど…潰れまして…。
助けを求めたく、お電話してしまいました。




岩: …してしまいましたって(笑)Aちゃん
弱いくせに飲むから…わかったすぐ行くね？
位置情報送っといて？









そう言って飛んできた王子様。





疲れてるだろうに…Aの事となると
そんな顔一切見せず、ニコニコしてる。


岩: 起きろバーカ！(笑)本当に潰れてんな(笑)





寝ているAに話しかける岩ちゃんの
表情は、いつになく優しい顔をしていた。






裏口からタクシーに乗り込み3人で
送り届けることに。



(人1): すいませんほんと…お疲れなのに。

岩: 全然！加減を知らないもんなこいつ(笑)





優しくも、寂しげな笑顔だった。

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